発想法 - 情報処理と問題解決 -

情報処理・学習・旅行・取材・立体視・環境保全・防災減災・問題解決などの方法をとりあげます

タグ:水族館

東京・池袋のサンシャイン水族館で「へんないきもの展2」が開催されています。地球上には、見慣れない「へんないきも」がいることがよくわかります。

下の写真はいずれも並行法(パラレル法)で立体視ができます。


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ウチワエビ(左)とセミエビ(右)



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ジャイアントクラブ



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オオカミウオ



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エイリアンフィッシュ



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マルメタピオカガエル



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メンフクロウ



今回の企画展にかぎらずめずらしい生物に水族館では出会うことができます。生物の世界の多様性を知ることができ、日常とはちがう異空間を手軽に体験できます。井の中の蛙から脱却することもできます。

見慣れないものを見ると自分の意識にインパクトをあたえることができます。意外なものを見ると自分のプロセシングがいつもとはちがってきます。

さまざまな生物をみて情報処理の場をひろげてみるとよいでしょう。



▼ へんないきもの展2(2016年2月14日まで)
特設サイト

▼ サンシャイン水族館
サンシャイン水族館は、サンシャインシティのワールドインポートマートビルの屋上にあります。
サンシャインシティへのアクセス
サンシャインシティ 館内の案内



▼ 立体視のやり方
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -

▼ 関連記事
構造的情報と点的情報の両方をみる - サンシャイン水族館(まとめ)-



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東京・池袋のサンシャイン水族館で「へんないきもの展2」が開催されています。地球上には見慣れない「へんないきも」がいることがよくわかります。

下の写真はいずれも並行法(パラレル法)で立体視ができます。


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ナガクビガメ
首が長いカメ。首を収納するときには胴体に首をまきつける。
長い首で、獲物をとるときに射程距離を大幅にのばした。



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オニダルマオコゼ
オニダルマオコゼは小魚がとおりかかると電光石火で丸呑みにする。
待ち伏せタイプの狩猟者だ。背びれのトゲには猛毒がある。 



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ハルカゼヤシガイ
この貝からは、「メロパール」という非常にめずらしい真珠がまれにとれる。 



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ミミックオクトパス
ほかの生物の「形態模写」をするタコだ。あるときはヒトデ、
あるときはイソギンチャクなどさまざまな生物に化けることができる。
モノマネのレパートリーは40種以上あるという。 



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カンディル
カンディルは、アマゾンなど南米の川にいるナマズ。
川に入って生きた動物の肛門などから体内に侵入、
肉を食いやぶるというからおそろしい。
ここで展示しているカンディルは穴がなくとも皮膚を食いやぶってくる。 




生物の世界は実に多様です。「へんないきもの」をみていると普段とはちがう気分になったり、自分にとって意外な反応が生じたりしてとてもおもしろいです。意外性は多様性の容認につながってきます。多様性を容認できることは自分の世界をひろげることになります。意外な体験を本展で是非してみてください。

なお展示会場は、サンシャイン水族館そのものの中ではなく、サンシャイン水族館入口の向かい側にある特別展示室ですのでまちがえないようにしてください。

会場はかなり混んでいるので、サンシャイン水族館とセットでみる場合は特別展を先にみた方がよいです。


▼ 立体視のやり方
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -

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生物の多様性を知る - サンシャイン水族館「へんないきもの展2」(1)- 
生物の多様性を知る - サンシャイン水族館「へんないきもの展2」(2)-
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ステレオ写真をつかって視覚的・空間的な情報処理能力をたかめる - サンシャイン水族館(2)-
目で見て理解し記憶する - サンシャイン水族館(3)-
構造的情報と点的情報の両方をみる - サンシャイン水族館(まとめ)-
立体視をしてイメージ空間をひろげる - ケアンズ・グレートバリアリーフ展(サンシャイン水族館)-
あたらしい情報を構造物にむすびつけて記憶する - グレートバリアリーフ(サンシャイン水族館)-
心のなかに情報をファイルする - サンシャイン水族館「沖縄の海」-
構造イメージのなかにファイルを配置する - サンシャイン水族館 -
共生の事例をあつめる - クマノミとイソギンチャク(サンシャイン水族館)-
サンゴプロジェクト - サンシャイン水族館 -
水槽全体に心をくばる - サンシャイン水族館 - 

▼ へんないきもの展2(2016年2月14日まで)
特設サイト

▼ サンシャイン水族館
サンシャイン水族館は、サンシャインシティのワールドインポートマートビルの屋上にあります。
サンシャインシティへのアクセス
サンシャインシティ 館内の案内




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ハワイ・ワイキキ水族館(入口)


ステレオ写真をつかって立体視をしてみると自分の意識の中で情報処理がおこっていることを自覚することができます。

交差法(クロス法)で下の写真はいずれも立体視ができます(注1)。ハワイのワイキキ水族館(Waikiki Aquarium)で撮影しました(注2)。



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Cat’s Eye Coral (Caulastrea furcata)



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Potato Chip Coral (Pavona cactus)



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Chambered Nautilus



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Commerson’s frogfish (Antennarius commerson)



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Hawaiian Monk Seal


ステレオ写真を見るとき、左右の目にはそれぞれ独立に光がはいってきます(光がインプットされます)。そしてわたしたちの意識の中でそれら2系統の情報が処理・融合されて一つの立体画像(3D画像)になります。この立体画像は、さわろうとおもって手をだしてみてもさわることはできません。つまり立体画像は実体としては存在せず、いわばバーチャルです。

ところでステレオ写真をつかって立体視をしていないときでもわたしたちは左右の目で光をうけて外界を見ています。するとわたしたちが普通に見ている外界(視覚世界)も情報処理によって生じた立体画像であるとかんがえられないでしょうか。

ステレオ写真をつかった立体視は見るとはどういことかを自覚できる恰好な手段にもなっています。

151126 立体視
図 左右の目に独立にはいってきた光は
プロセシングにより一つの立体画像となる




ワイキキ水族館はワイキキビーチからあるいていけます。ホノルル動物園のそばです。比較的ちいさな水族館ですがハワイ大学が管理しており学術的にみて立派な水族館になっています。日本語の音声ガイドの機器を受け付けでかしてくれるので、ガイドを聞きながら海の生物をじっくり観察し理解をふかめることができます。

ハワイ固有種で絶滅の危機に瀕しているハワイアンモンクシール(Hawaiian Monk Seal)というアザラシも間近で見ることができます。建物の外のプールにいました。



▼ 注1:交差法(クロス法)をつかった立体視のやり方は下記サイトをご覧ください。

▼ 注2:ワイキキ水族館




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海遊館(入口)

水族館に行くと非日常の異空間を体験することができ、自分の意識を刺激することができます。

大阪にある海遊館(かいゆうかん、注)は世界最大級の水族館であり、巨大水槽といくつもの展示水槽で環太平洋の海を再現しています。「リング・オブ・ファイア」(環太平洋火山帯)と「リング・オブ・ライフ」(環太平洋生命帯)をコンセプトにしているのが特徴です。

館内にはいってみるとエスカレーターで8階までまずあがり、そのご回廊型の通路を順次くだっていきます。各水槽(各展示)をめぐりながら螺旋状におりていくと地上から深海へと到達できるという仕組みです。 

水槽は、太平洋を模した巨大な「太平洋」水槽を中心にして14の展示水槽が周囲に配置され、環太平洋の地理関係を再現しています。
 

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ラッコ


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アオリイカ


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タカアシガニ


海遊館はこれまでの水族館の印象を劇的に変えた水族館であり、規模が大きいだけでなく年間来場者数も非常に多く、日本で3位以内に入るそうです。

海遊館をあるきながら、表面的な日常世界から薄暗い深層へと次第にくだって行くと原始的な不思議な雰囲気を味わうことがでます。また何よりも見慣れない生物たちがわたしたちをおどろかせ、わたしたちの意識を刺激して理屈ではあらわせない独特の感動がもたらされます。ここでいう意識とは情報処理の場といいかえてもよいです。

非日常的な異空間を手軽に体験して意識を刺激できる場所として海遊館はおすめです(下図)。

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図 水族館で刺激をうける


▼ 注

  
沖縄美ら海水族館(ちゅらうみすいぞくかん)は、4階からはじまり、3階の水族館入口から入館して2階、1階へと、浅海から深海へともぐっていくような構造になっています。各フロアには、沖縄の海を象徴する下記のテーマがもうけてあり、あるきながら海の素晴らしさと大切さを体験することができます。


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沖縄美ら海水族館(巨大水槽のなかをジンベイザメがおよぐ)


 4階:大海への誘い
 3階:サンゴ礁への旅
 2階:黒潮への旅
 1階:深海への旅


こうして この水族館では、海の垂直構造のなかでの海洋生物の棲み分けをじっくりみることができます。

このように、それぞれの海洋生物を、水族館の垂直構造の中に位置づけてみることは、空間のなかのそれぞれの場所に各生物あるいは各情報(各要素)を位置づけて理解し記憶することになります。このような空間を活用する方法は、ものごとの理解と記憶を容易にし促進させます。

美ら海水族館のようなすぐれた構造的な水族館をたのしみながら大いに利用したいものです。

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