立体視をすると目がよくなります。インプット能力がたかまります。奥ゆきにも心がくばれるようになります。
徳永貴久監修『どんどん目が良くなるマジカル・アイ』(宝島社)は、立体視をしながら目をよくするためのステレオグラム作品集です。




平行法の練習
  1. 両手の人差し指(2本)を、5〜6cmの間隔をあけて、顔の正面に、顔から約30cmはなれた位置に立てます。
  2. 200108a

  3. 2本の指に意識を集中したまま、2本の指よりも数m先の遠くを見るようにします。リラックスした状態でボーッと見ているほうがうまくいくようです。

  4. 数10秒の間、その状態のままで目を保ちます。2本の指が4本に見えるまで待ちます。
  5. 200108 四本

  6. 4本に見えたら、同じく数10秒の間、今度は4本の指が3本になるまで見続けます。
  7. 200108 三本

  8. 指が3本に見える状態で「マジカル・アイ」を見ると、立体視が完成します。


この方法をつかえば、下図では、黒点がうきあがってみえます。


200109



本書には、「オートスコープ」も附属しています。のぞくだけで立体視(平行法)ができます。上記の方法で立体視ができない場合はオートスコープを利用してください。

本書に、厚紙シートがついていますので、それを本からはずし、ミシン目にそってきりはなし、オートスコープをくみたてます。

スコープの「イラスト」とかかれているほうを本にむけ、黒丸と黒丸のあいだにある線にスコープの仕切りをあわせます。頭をスコープにつけるようにしてスコープをのぞきこみます。2つあるはずの黒丸が1つにかさなってみえます。立体視の完成です。






本書には、多数のステレオグラム作品がでていますので、たのしみながら立体視の練習ができます。

立体視は、一度にまとめてやるのではなく、1回3分ぐらい、毎日つづけると効果があらわれます。目がよくなるだけでなく、目のつかれがとれます。たとえば夕方、目がつかれてきたら立体視をするとよいでしょう。とくに、デスクワークがおおい人におすすめです。

立体視をつねひごろからやっていると、散歩や旅行にでかけたときにみえかたがちがってきます。それまで以上に立体的にみえてきます。奥ゆきにも心がくばれます。3次元で物事がうごきだします。大観力・観察力がつよまります。

人間は、情報のおおくを目からとりいれています。したがって みる能力がたかまると情報をインプットする能力がおのずとたかまります。インプットができれば、プロセシング、アウトプットへすすめます。

インプット能力をたかめるために具体的な手軽な方法として立体視が有用です。



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▼ 参考文献
徳永貴久監修『どんどん目が良くなるマジカル・アイ MIRACLE』(TJ MOOK)宝島社、2007年