福島の教訓を後世にいかさなければなりません。住民・国民はだまされてはならず、おなじ失敗を絶対にくりかえしてはなりません。
東京・江東区にある日本未来科学館が、「Lesson #3.11 7年目の選択」のパネル展示をしています(注1)。シンポジウム「原発事故から7年、放射能汚染の状況はどこまで改善したのか」も開催されました(注2)。

東日本大震災と原発事故に関連して、巨大地震への備え、放射能汚染の現在、エネルギー問題について科学的なデータをまとめて解説しています。わたしたちは何を選択し、どのような未来をつくっていけばよいのでしょうか?

  • 『福島 10の教訓 原発災害から人びとを守るために』(福島ブックレット委員会)を読んで福島の教訓を未来にいかさなければなりません。
  • 放射能汚染について基礎的な知識を身につけ、情報の完全公開をもとめ、事実を知るようにします。
  • 放射性物質の半減期とその挙動をしり、それられがおよぼす被害について理解することが重要です。
  • 放射線の人体への悪影響を知り、測定・検査をつづけ、公開情報を継続的に監視し、安全な食品を食べるようにします。
  • 被災地域の、野生のきのこ・山菜、野生鳥獣の肉は食べられません。検査方法と基準値を知り、内部被曝をさけるようにします。
  • 福島原発事故は世界最悪レベルの事故でした。廃炉には 30〜40 年かかととされます。日本国民は、この“国家事業”を継続して監視していかなければなりません。
  • 放射性物質の除染は“表面的”にはすすんでいますが、放射能汚染がなくなるわけではありません。放射性物質とその挙動について知ることが重要です。
  • 除染作業によって生じた汚染土を資源として再利用しようとする計画があります。汚染土をとおして放射性物質がふたたび拡散するようなことがあってはなりません。
  • 原子力発電によるエネルギーではなく、再生可能エネルギーを選択します。 


福島を中心とする被災者たちは理不尽な仕打ちをうけています。 福島の教訓をいかし、廃炉事業・除染事業・復興事業の“国家事業”にとりくんでいかなければなりません。

またわたしたち住民・国民は、情報の完全公開をもとめ、公開された情報や事業の進捗状況を理解し監視していかなけれなりません。そのためには、とくに原子力関連情報について、基本的な知識は身につけておく必要があります。ひとりひとりの主体性がもとめられます。

日々のニュースをみていればあきらかなように、行政や業者は、情報の書き換えや改竄をする場合があります。またおどろいたことに、科学者・技術者のなかにも、データの改竄や捏造をする人々がいると報道されています。

だまされてはいけません。継続してチェックしていかなければなりません。継続は、嘘をみぬくためにも役立ちます。


▼ 記事リンク
教訓をいかせ -『福島 10の教訓 原発災害から人びとを守るために』-
福島原発事故の事実をしるために -「Lesson #3.11 7年目の選択」(日本科学未来館)-
廃炉事業を監視する -「福島第一原発は今」(Newton 2018.4号)-
放射性物質の挙動をしる -「原発事故から7年、放射能汚染の状況はどこまで改善したのか」(日本科学未来館)-
放射性物質の半減期とその挙動 -「Lesson #3.11」(日本科学未来館)-
放射線の人体への影響をふせぐ -「Lesson #3.11 7年目の選択」(日本科学未来館)-
野生のきのこ・山菜、野生鳥獣の肉に注意する -「Lesson #3.11」(日本科学未来館)-
再生可能エネルギーを選択する -「Lesson #3.11 7年目の選択」(日本科学未来館)-

時間がきえる - あのころに「かえろうよ」-
雑談のなかに本音をきく - 原発事故をおそれていた技術者もいた -
石牟礼道子『苦海浄土 わが水俣病』

▼ 注1
日本科学未来館 パネル展示「Lesson #3.11 7年目の選択」
期日:2018年2月28日~4月9日
場所:日本科学未来館 5階 常設展示場内



▼ 注2
シンポジウム「原発事故から7年、放射能汚染の状況はどこまで改善したのか」(日本科学未来館)
日時:2018年3月10日
場所:日本科学未来館・未来館ホール、コンファレンスルーム
主催:日本科学未来館
共催:消費者庁