「情報処理」系と「主体-環境」系はおなじものであり、まとめて両者は「情報の場」ということができます。身体の健康増進をすすめるとともに環境の改善が必要です。
わたしたち人間は、感覚器官をつかって環境から情報をとりいれ(インプット)、それを処理し(プロセシング)、その結果を環境へ出力しています(アウトプット)。この「インプット→プロセシング→アウトプット」という仕組みあるいは機能は「情報処理」系といってもよいでしょう。

人間は、環境のなかにあって情報処理の主体として存在しています。これは「主体-環境」系といってもよいでしょう。環境とは主体があってはじめてなりたつ概念です。

これら「情報処理」系と「主体-環境」系はおなじものです。「情報処理」系は情報の機能的・時間的側面であり、「主体-環境」系は情報の構造的・空間的側面をあらわしています。両者をまとめてひとことでいうならば「情報の場」ということになるでしょう(図1)。


171109 主体
図1 情報の場のモデル

 
わたしたち人間は身体だけがあればよいというのではなく、環境があってはじめて生存していけます。あるいは環境がことなれば情報処理もことなり、人もことなります。主体(人間)と環境は切っても切れない関係にあります。

したがって環境を改善しととのえることは普通の人がおもっている以上に重要なことです。いいかえると、環境を改善することによってえられる効果は意外に大きいということです。環境を自覚し、自我から環境に意識を移していくとよいです。

「片づけ」をすすめる理由がここにあります。身体の健康を増進するともに、部屋の片付け、環境の整備をおこうことが大事です。環境の改善は身のまわりからはじめればよいです。

「環境の乱れは心の乱れ」とよくいわれます。そのとおりです。心の場は環境にまでひろがっています。心の場とは情報の場であるととらえるとわかりやすいです。このようにかんがえた方がしっくりきます。心をととのえるためには、身体とともに環境もととのえなければなりません。ガラクタにかこまれて生活していると情報の流れが停滞します。いいことは何もおこりません。

このような観点からいうと、現代の人類が地球環境の破壊をくりかえしていることには大きな問題があります。環境を破壊すれば心の場が破壊されます。情報処理のエラーがおこります。環境破壊は人類に はねかえってきてかならず災いをもたらします。 


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