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サネカズラ(交差法で立体視ができます)
実りの秋をむかえました。果実は植物の成果(アウトプット)と見ることができます。
ステレオ写真はいずれも交差法で立体視ができます。国立科学博物館附属自然教育園で撮影しました(注1)。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 -



サネカズラは、マツブサ科サネカズラ属のツル性の常緑木本です。うつくしい実をつけることから「実葛(サネカズラ)」と名づけられました。花は、7月中旬から9月にかけて見られました。



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ムラサキシキブ
クマツヅラ科ムラサキシキブ属の落葉低木です。とてもうつくしい紫色の実をつけています。自然教育園の園内各所で見られます。この紫色から、源氏物語の作者・紫式部を連想し命名されたといわれています。コムラサキにくらべると実のつき方はまばらです。 



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ニシキギ
ニシキギ科ニシキギ属の落葉低木です。赤い実がとてもうつくしく、見ごろになっています。紅葉するととてもうつくしいので「錦木」という名前がつけられました。葉が色づくのはこれからです。果実をくだいて頭髪油でねってシラミ駆除に利用していたため「シラミコロシ」ともよばれていました。



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シオデ
ユリ科シオデ属のつる性の多年草です。名前は、アイヌ語の shwote(シュウオンテ)からきたといわれています。花は7月ごろにさきます。



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イイギリ
イイギリ科の落葉高木です。葉が桐の葉に似ていて、昔、葉で飯をつつんだため「飯桐」とよばれました。赤い房状の実がたくさんぶらさがっているのが園内各所で見られます。



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ゴンズイ
ミツバウツギ科ゴンズイ属の落葉小高木です。ゴンズイという魚が漁師に相手にされないのとおなじくらい役にたたない木だという意味です。葉のあいだから赤い実が目立ちます。熟してくると裂開して黒色の種子がでてきます。




自然教育園も「実りの秋」になりました。あちこちで果実が見られます。その実が何の実なのか、入り口でくれる説明書や自然教育園のサイトを見ながらあるいていけば素人でも容易に同定ができます。普段はよくわからない植物でも実がなれば簡単に識別できます。実があるのとないのとではおおちがいです。

「木は、その実によって知られる」と昔からいわれます。まさにそのとおりです。

植物とはかぎらず何事も、その「成果」によってひろく知られるようになります。成果は注目されます。成果は、やや抽象的に「アウトプット」とよんでもいいかもしれません。その人、その組織は、アウトプットによって知られるようになります。アウトプットの前に実際には、インプットとプロセシングがあるのですがそれらは見えません。アウトプットをだすところまでしっかりおこなう必要があるといえるでしょう(注2)。


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▼ 注1
国立科学博物館付属 自然教育園
同 園内ガイドマップ
 
▼ 注2
アウトプットは、他者の心のなかでおこっているプロセシングを知る手がかりです。アウトプットは人をあらわします。一方で、みずからのアウトプットは、自分の心のなかでおこっていことを確認・点検するために重要です。自分の心のなかでどのようなことがおこっているのか? あまり自覚できていない人が多いです。アウトプットをくりかえしてプロセシングを点検し、情報処理にエラーがあれば修正していく努力が必要でしょう。


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