それぞれの仏像からのメッセージと、さまざまな仏像の空間配置を心のなかにとりこむことができます。
興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」が東京国立博物館で開催されています(注1)。運慶ゆかりの興福寺の中金堂が 2018 年に約 300 年ぶりに再建されるのを記念し、仏像など 22 体が一挙に展示される史上最大の「運慶」展です。


171025 運慶
会場のフロアーマップ


仏像は東洋の精神世界(心の世界)の表象です。精神世界あるいは生命力のさまざまな側面をそれぞれの仏像がさししめしています。

会場にいって仏像と対面しながら、その仏像のメッセージや さししめす先を感じとるようにするとよいとおもいます。音声ガイドや図録・解説書も参考になります。

仏像の世界は実に多様であり複雑でとらえにくい面がありますが、「5大分類」を念頭において展示室をまわればかなりわかりやすくなります。

  • 如来
  • 菩薩
  • 明王
  • 高僧 

またいろいろな仏像の空間配置は精神世界の見取り図をしめしています。仏像の配置にも注目するとよいでしょう。


▼ 記事リンク
仏像の5大分類 - 特別展「運慶」(東京国立博物館)(2)-
仏像と対面する - 特別展「運慶」(東京国立博物館)(3)-

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▼ 注1:興福寺中金堂再建記念特別展「運慶」
東京国立博物館のサイト
特設サイト
会期:2017年9月26日~11月26日
※ 撮影は許可されていませんでした。
※ 音声ガイドは有料(520円)です。