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姫路駅をおりると姫路城がみえる
(交差法で立体視ができます)
あるきながらマップをみつつ、北の方角を確認するようにすると、居場所(現在地)をみうしなうことがありません。主体的にあるいていくことが大事です。
いずれも写真は姫路城です。交差法で立体視ができます。
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城内は、かなりいりくんでいてまるで迷路のようです。

順路(矢印)や人のながれにしたがっていればまようことはありませんが、それでは主体性がないので、受け付けでくれるパンフレット(マップ)などをみて、自分が今どこにいるのか、現在地(居場所)をつねに確認する練習をするとよいです。

右に行けといわれれば右に行き、左に行けといわれれば左に行くだけだと、"ベルトコンベヤー" 式の依存になります。出口に到達するという点ではおなじですが、自分の居場所をつねに確認しながらあるいた人は、やってきたことがまったくちがいます。いわれたことだけをやっていればよい時代はおわりました。

自分の居場所を知るためには、あるきながらマップをみつつ北の方角を確認するとよいです。スマホのコンパスをつかえばよいでしょう。 




姫路城は「白鷺城」ともいわれ、そのうつくしさは世界的にも類のない傑作です。わたしは約30年ぶりにおとずれ、あらためて感動しました。

姫路城がきずかれた17世紀初頭は日本の城郭建築の最盛期であり、この城は、日本独自の城郭様式をあらわす代表的な建造物です。 

大天守をはじめとする建造物群のデザインには、木造構造の外側を土壁でおおい、そのうえに白漆喰をほどこし、複雑な構造や屋根をくみあわせた独自の工夫がみられます。

三重の水濠、らせん状にめぐらされた曲輪、建物の複雑な配置、せまい通路、頑丈な門櫓、石や熱湯を敵にそそぐ石落し、矢や鉄砲をうつための狭間など、防衛のための仕掛けが随所にみられ、難攻不落の砦になっています。

これらをふまえ、「人類の創造的資質を示す傑作」(登録基準 i )と、「人類の歴史上において代表的な段階を示す、建築様式、建築技術または科学技術の総合体、もしくは景観の顕著な見本」(登録基準 iv )により、1993年、世界文化遺産に登録されました。 


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姫路城(まとめ)

▼ 姫路城
公式ホームページ



▼ 参考文献
世界遺産検定事務局著・世界遺産アカデミー監修『世界遺産大事典 <上> 世界遺産検定1級公式テキスト』マイナビ出版、2016年1月16日