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ボールニシキベビ(平行法で立体視ができます)
実体験をして体験ファイルを蓄積していけば、あらたな発想が生じ、問題解決もすすみます。
ステレオ写真はいずれも平行法で立体視ができます。よこはま動物園ズーラシア「アフリカの熱帯雨林」ゾーンで撮影しました(注1)。 
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ボールニシキベビ(Ball Python / Python regius, 有鱗目ボア科)は、セネガルからウガンダにかけてのアフリカ中部に分布、小型哺乳類を食べています。毒はもっておらず性格がおとなしいため、おびやかされるとボールのように丸まるのでこのような名前がつきました。



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ベルセオレガメ
(Bell's Hinged Tortoise / Kinixys Hinged Tortoise, カメ目リクガメ科)
セネガルからエリトリア、南は南アフリカまで、またマダガスカルにも移入種が分布します。雑食性で、昆虫・ナメクジ・果実・葉・草・サトウキビ・スゲ・キノコ類など食べます。



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つきあたりが終点の「キンドゥ(Kindu)駅」
アフリカ・コンゴ民主共和国のキンドゥ(Kindu)まで鉄道が通じています。ここからは徒歩で、熱帯雨林のフィールドワークにでかけるという "演出" です。



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「アフリカの熱帯雨林」ゾーン
熱帯雨林を模した森のなかをあるいていきます。自然環境を体験できます。ヘビやカメは、ゾーン内にある「ジャングルキャンプ」で飼っています。




わたしたちは学校教育などでたくさんの知識を身につけました。それは、教科書(書物)によってまなんだもので、言葉(テキスト)を記憶するというものでした。しかしそのような言葉は概念的な理解はもたらしますが、実際の問題解決やあらたな発想のためにはあまり役立ちません。

やはり実体験が必要です。たとえば熱帯雨林について知ろうとおもったら熱帯雨林に実際にいってみるのが一番です。しかし多くの人々にとってはそれはむずかしいことでしょう。そこでズーラシアが役立ちます。

実体験をすると、テキストでまなんだときよりもはるかに大きな情報のひとかたまりが心のなかにできあがります。情報のひとかたまりは情報用語では「ファイル」といいます。つまり「体験ファイル」が心のなかにファイルされます(記憶されます)。このファイルは問題解決や発想のために役立ちます。こうして、テキストでまなんだ情報に命がふきこまれ、情報が生きてきます。何事も、実体験をすることが大事です。


▼ 注1 
よこはま動物園ズーラシア 

▼ 参考文献 
村田浩一監修『よこはま動物園ズーラシアガイドブック 改訂版 II』公益財団法人横浜市緑の会発行、2015年4月22日(正門ちかくのショップで購入できます)