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カンムリシロムク
(平行法で立体視ができます)
あたらしいものにであったら、イメージと文字をむすびつけて記憶します。
ステレオ写真はいずれも平行法で立体視ができます。よこはま動物園ズーラシア「アジアの熱帯林」ゾーンで撮影しました(注1)。
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カンムリシロムク(Rothschild’s Mynah / Leucopsar rothschildi, スズメ目ムクドリ科)はバリ島の固有種であり、低地の熱帯サバンナに小群ですみ、虫などの小動物や果実などを餌としています。インドネシア・バリ島の「バリ・バラト自然保護区」の一部でしか現在では見ることができなくなっています。



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オオミカドバト(New Caledonian Pigeon / Ducula goliath, ハト目ハト科)
ニューカレドニアにのみ生息しているハトで、現地名をノトゥといいます。全長約50cm、体重約700g、樹上性のハトとしては最大級です。



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パラワンコクジャク
(Palawan Peacock Pheasant / Polyplectron napreonis, キジ目キジ科)
フィリピンのパラワン島固有種で、平地や山麓の原生林にすんでいるためくわしい生態はあまりよくわかっていません。6種のコクジャク属のなかでもっとも色彩がゆたかとされています。雄は、きれいな金属光沢のある青色の羽をもっています。


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わたしは今回、これらの鳥をはじめて見ました。そこで「イメージと文字をつなぐ」法(注2)をつかってこれらを記憶してみました。

まず「カンムリシロムク 」という文字が、なかの見えない箱の表面に書いてあると想像します。そしてイメージのなかでその箱に息をふーっとふきかけると箱がパッときえて、本物のカンムリシロムクが出現します。できるだけ瞬間的にリアルにイメージをえがくようにします。

つぎに、カンムリシロムクのイメージを心のなかでおもいうかべます。これに、「言葉の塩」という名前の粉をふりかけると、カンムリシロムクが徐々に変形して「カンムリシロムク 」という文字になります。

ほかの鳥についても同様にやってみました。

動物園などにいって見たことがない動物にであった場合、この方法をその場でやってみると、それが記憶でき、またその場での体験がいちじるしくふかまります。ぼうっとしながらあるいているだけだと、あとになってからほとんど何もおもいだせないということになりかねません。

この方法は、動物でなくてもおこなうことができます。 人の顔と名前をおぼえるときにもつかえます。試験勉強でも有用です。イメージをつかわずに言葉だけをつかって、「おぼえよう、おぼえよう」とするのはのぞましいやり方ではありません。


▼ 注1
よこはま動物園ズーラシア

▼ 注2:参考文献
栗田昌裕著『記憶力がいままでの10倍よくなる法』三笠書房、2017年4月5日
※ 139〜156ページに、メソッド14「イメージと文字をつなぐ 記憶力の『土台』強化」としてくわしく解説されています。参考にしてください。