祭りの背景を想像してみるとおもしろいです。とくに鎮魂をキーにして神社仏閣をみなおしてみます。
江戸三大祭あるいは日本三大祭のひとつにかぞえられる神田祭がはじまりました(注1)。5月13日(土)は神幸祭でした。写真は、神田明神〜秋葉原で撮影しました。平行法で立体視ができます。
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神田祭といえば神田明神、神田明神といえば平将門です。




将門は、理想国家を東国につくろうとしましたが敗北、無念の死をとげました。そのご関東には、天変地異が頻繁におこるようになりました。将門の祟りにちがいない。将門の霊魂を鎮めるために鎮魂神社ができました。神田明神です。
「将門よ、おとなしくしていてくれ」
社殿の内部に霊魂を封じこめたのでした。しかしたまには外にでます。それが祭りです。社殿のなかだけにいると霊魂もストレスがたまります。たまには外の空気をすってストレスを解放、ストレス発散です。こうして将門の霊魂は鳳輦(神輿)にうつって江戸下町を巡行します。町内を縦横にねりあるきます。
「おっ、将門がきた!」
一年に一度(現在は二年に一度)の将門との対面です。町内は大騒ぎになります。将門も大暴れします。興奮の嵐、祭りは最高潮へ。こうして将門はすっきりして神田明神にもどってきます。将門には二年間またやすんでいてもらうことにします。




以上は単なる想像にすぎませんが、祭りの背後にあることを想像してみるのはたのしいものです(注2)。とくに鎮魂をキーにして、日本の神社仏閣のいくつかを見なおしてみると見えていなかったことが見えてくるかもしれません。出雲大社、法隆寺、天満宮、天龍寺、靖国神社・・・。日本のかくれた歴史があらわれてくるかもしれません。
 
前提としては、日本人は霊魂の存在を信じてうたがわなかったということがありました。現代の日本人はどうなのでしょうか?








▼ 注1
神田祭
※ 大祭は、隔年(西暦奇数年)におこなわれます。

▼ 注2
想像は、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)におけるプロセシングの基本的な方法のひとつとして重要です。想像によりアウトプットもすすみます。