英会話の練習では、キーフレーズを声にだして言う(アウトプット)することが大事です。そのときにそれぞれの場面をイメージしながら言うようにします。
DVD BOOK『おとなの基礎英語 Season 2』の第3部はベトナムの旅です。69から100まで、32の Episode があります。




海外旅行などで英語をはなせるようになるためには、本書にでてくるキーフレーズを声にだして言う練習をくりかえすとよいです。各 Episode に1つのキーフレーズがわりあてられています。

キーフレーズを言うときには、下のようにその場面をイメージして言うようにします。決して日本語を直訳しないことです。こういう場面ではこのフレーズというように、その状況のイメージとともに英語を言うことが重要です。


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Episode 69:誰に指示されたかをつたえる

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Episode 70:自分の呼び名をつたえる



 
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Episode 100:何をすべきかわかっているとつたえる




たとえば Episode 69 の場面をイメージしながら、"Kaori told me to come here." と言ってみます。同様に、Episode 70 では "Please call me Lan."、Episode 100 では "Now I know what I should do." と言ってみます。

言うということはメッセージを相手につたえることであり、内面から情報をアウトプットすることです。そのときにそれぞれの場面をイメージして(想起して)アウトプットすることが大切です。これは、視覚情報をベースにしたアウトプットであり、単なる音声練習をしているよりも効果的です。

この「イメージしてアウトプットする」方法をくりかえし練習しているとアウトプット能力がたかまり、その能力はほかの課題にもつかうことができます。

たとえば旅行記を書くときには、旅行中の重要な場面をしっかりイメージして文章を書くようにします。あるいはある課題についてプレゼンテーションをする場合、写真や図解などのよくできたイメージをあらかじめ何枚か用意しておき、そのイメージをおもいうかべながら話をするようにします。あるいは本を読んで要点を書き出す場合、その本の重要なページを(視覚的に)イメージして書きだすようにします。


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▼ 参考文献