英語のフレーズを記憶していくときには、キーフレーズとイメージからなるファイルとして、それぞれの場面を心のなかにファイルしていくようにします。
DVD BOOK『おとなの基礎英語 Season 2』の第2部はマレーシアの旅です。37から68まで、32の Episode があります。
海外旅行などで英語をはなせるようになるためには、まずは、本書にでてくるキーフレーズを徹底的におぼえるのがよいです。各 Episode に1つのキーフレーズがわりあてられています。
キーフレーズをおぼえるときには、下図のように、その場面のイメージとともにおぼえるようにします。決して日本語を直訳しないことです。こういう場面ではこのフレーズというように、その状況のイメージとともに英語がうかんでくるようにします。英会話習得のための重要なポイントです。



それぞれの場面は情報のひとまとまりとかんがえることができます。情報のひとまとまりは情報処理用語でいうと「ファイル」ということになります。
ファイルは、上部構造であるファイル名あるいは見出しと、情報の本体であるイメージとから構成されています。模式的(モデル的)にこれをしめしたのが上図です。キーフレーズは、ファイルのファイル名あるいは見出しであり、その場面(状況)は情報の本体ということになります。
したがってそれぞれの場面を記憶していくということは、それぞれのファイル(キーフレーズとイメージ)を心のなかにファイルしていくことであるとみなせます。
これは、コンピューターやクラウドの記憶装置に情報をファイル(保存)していくこととよく似ています。コンピューターでもイメージファイルは、ファイル名とデータとから構成されており、ファイル名はファイルの上部構造としてファインダーで閲覧でき、データの本体は記憶装置に格納されています。
このような仕組みをつくっておけば、必要なファイルを必要なときに活用することができるようになります。
キーフレーズとイメージを記憶していくときに、イメージは三次元でイメージした方がよいです。実際の場面は三次元空間なのですから。具体的には奥行きもしっかり見るようにします。
したがって上図は円ではなくて球です。情報のひとまとまりを球にモデル化しています。そしてその最上部にキーフレーズが見出しとしてくっついているというわけです。
DVD をつかってこのような方法で英語の練習をしていると英語も上達しますが記憶力もつよまります。その記憶力はほかの課題でもつかうことができます。
記憶とはそもそも記銘・保持・想起からなります。
記憶力を強化するということは、記銘力・保持力・想起力のそれぞれを強化するということです。簡単にいえば、記銘力とはおぼえる力、保持力とはわすれない力、想起力とはおもいだす力のことです。
おぼえる力を強化するためには、たとえば海外旅行の計画を実際にたてたうえで英語の練習をするとよいです。関心をもち動機づけをすることが決定的に役立ちます。わすれないためには、それぞれの場面をしっかり区別して、くりかえし、DVD を視聴しまた上図のような球をイメージします。こうして短期記憶を長期記憶に移行させるようにします。おもいだすためには、各場面の空間的状況と時間的な流れをありありと再現できるようにイメージトレーニングをおこないます。
こうして心のなかにファイルが蓄積されてくると、その記憶ファイルには順番があり、時系列で結合していて、ストーリー全体が見通せるので、結果としてキーフレーズが想起しやすいということになります。順番・結合・見通し・想起は記憶法の基本的な条件として重要です。
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英会話の練習をしながら情報処理をすすめる -『おとなの基礎英語 Season 4』(5)-
一つの場面をファイルにして保持していく -『おとなの基礎英語 Season 4』(6)-
ストーリーを要約して想起する -『おとなの基礎英語 Season 4』(7)-
Key Phrase と Situation をひとつの「ファイル」にする - NHK『おとなの基礎英語』-
英会話の練習をとおして情報処理能力をたかめる
海外旅行などで英語をはなせるようになるためには、まずは、本書にでてくるキーフレーズを徹底的におぼえるのがよいです。各 Episode に1つのキーフレーズがわりあてられています。
キーフレーズをおぼえるときには、下図のように、その場面のイメージとともにおぼえるようにします。決して日本語を直訳しないことです。こういう場面ではこのフレーズというように、その状況のイメージとともに英語がうかんでくるようにします。英会話習得のための重要なポイントです。

Episode 37

Episode 38
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Episode 68
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それぞれの場面は情報のひとまとまりとかんがえることができます。情報のひとまとまりは情報処理用語でいうと「ファイル」ということになります。
ファイルは、上部構造であるファイル名あるいは見出しと、情報の本体であるイメージとから構成されています。模式的(モデル的)にこれをしめしたのが上図です。キーフレーズは、ファイルのファイル名あるいは見出しであり、その場面(状況)は情報の本体ということになります。
したがってそれぞれの場面を記憶していくということは、それぞれのファイル(キーフレーズとイメージ)を心のなかにファイルしていくことであるとみなせます。
これは、コンピューターやクラウドの記憶装置に情報をファイル(保存)していくこととよく似ています。コンピューターでもイメージファイルは、ファイル名とデータとから構成されており、ファイル名はファイルの上部構造としてファインダーで閲覧でき、データの本体は記憶装置に格納されています。
このような仕組みをつくっておけば、必要なファイルを必要なときに活用することができるようになります。
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キーフレーズとイメージを記憶していくときに、イメージは三次元でイメージした方がよいです。実際の場面は三次元空間なのですから。具体的には奥行きもしっかり見るようにします。
したがって上図は円ではなくて球です。情報のひとまとまりを球にモデル化しています。そしてその最上部にキーフレーズが見出しとしてくっついているというわけです。
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DVD をつかってこのような方法で英語の練習をしていると英語も上達しますが記憶力もつよまります。その記憶力はほかの課題でもつかうことができます。
記憶とはそもそも記銘・保持・想起からなります。
記銘→保持→想起
記憶力を強化するということは、記銘力・保持力・想起力のそれぞれを強化するということです。簡単にいえば、記銘力とはおぼえる力、保持力とはわすれない力、想起力とはおもいだす力のことです。
おぼえる力を強化するためには、たとえば海外旅行の計画を実際にたてたうえで英語の練習をするとよいです。関心をもち動機づけをすることが決定的に役立ちます。わすれないためには、それぞれの場面をしっかり区別して、くりかえし、DVD を視聴しまた上図のような球をイメージします。こうして短期記憶を長期記憶に移行させるようにします。おもいだすためには、各場面の空間的状況と時間的な流れをありありと再現できるようにイメージトレーニングをおこないます。
こうして心のなかにファイルが蓄積されてくると、その記憶ファイルには順番があり、時系列で結合していて、ストーリー全体が見通せるので、結果としてキーフレーズが想起しやすいということになります。順番・結合・見通し・想起は記憶法の基本的な条件として重要です。
▼ 大人の基礎英語 Season 2 関連記事
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心のなかに場面をファイルする -『大人の基礎英語 Season 2』(2)"Malaysia" -
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一つの場面をファイルにして保持していく -『おとなの基礎英語 Season 4』(6)-
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Key Phrase と Situation をひとつの「ファイル」にする - NHK『おとなの基礎英語』-
英会話の練習をとおして情報処理能力をたかめる
▼ 参考文献
栗田昌裕著『イラスト図解でよくわかる 記憶力がいままでの10倍よくなる法』三笠書房、2017年3月23日