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ウグイスカグラ(スイカズラ科スイカズラ属)
(交差法で立体視ができます)
三次元の視覚空間として視野をとらえなおして視野を活性化させ、プロセシングにつなげていくことが大切です。
たとえばリンゴをみれば誰でもそれがリンゴだということがわかります。しかしリンゴの周囲はどうでしょうか。何があるでしょうか。どのような空間にリンゴは存在するでしょうか。

対象をただ見るだけでなく、三次元の視覚空間として視野とらえなおし、視野を活性化して情報処理にいかしていくことが大切です。そのためにはまず視野を鮮明にしなければなりません。そして三次元空間を意識して、それぞれの部分(要素)がそのなかでどのように空間配置されているかをとらえるようにします。空間配置も重要な情報です。こうすればプロセシングへとすすんでいけます。

写真は、国立科学博物館付属自然教育園(注)で撮影しました。いずれも交差法で立体視ができます。立体視ができれば、プロセシングの入り口にすでにはいっていることになります。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>




ウグイスカグラはスイカズラ科スイカズラ属の落葉低木です。植物園の入り口付近で満開になっていました。幹や小枝が多くしげり、ウグイスがかくれるのにつごうがよいのでこの名がつけられました。ウグイスガクレという古名もあります。



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ラショウモンカズラ(シソ科ラショウモンカズラ属)
ラショウモンカズラはシソ科ラショウモンカズラ属の多年草です。ながさ約5㎝ のあざやかな大きな紫色の花を咲かせました。名前の「ラショウモン」は、この花を、京都の羅生門で渡辺綱が鬼退治をしたときに切り落とした鬼の腕に見立てたものだといわれます。



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バイモ(ユリ科バイモ属)
バイモは、中国原産のユリ科バイモ属の多年草です。名前は漢名「貝母」の音読みです。球根が二枚貝の殻の形に似ています。下向きに咲く花は一見地味ですが、花のなかをのぞくと、編み笠模様があり、アミガサユリ(編み笠百合)ともよばれています。



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シュンラン(ラン科シュンラン属)
シュンランはラン科シュンラン属の多年草です。「春蘭」とかき、春にさく代表的なランであり、ほかのランに先駆けて開花します。園内の武蔵野植物園でみられます。



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シャガ(アヤメ科アヤメ属)
シャガはアヤメ科アヤメ属の多年草です。ふるい時代に中国から日本にもちこまれたとされ、本州から九州にかけてひろがっています。中国から輸入されたときに、葉のよく似たおなじアヤメ科のヒオウギの漢名「射干」を「シャガ」とよんだことからあやまって名付けられたといわれています。



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セントウソウ(セリ科セントウソウ属)
セントウソウは、セリ科セントウソウ属の多年草です。北海道から九州まで分布する日本固有種です。



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モミジイチゴ(バラ科キイチゴ属)
モミジイチゴ(紅葉苺)は、バラ科キイチゴ属に分類され、果実(イチゴ)は食用になります。葉がもみじに似ているためこの名がつけられました。東日本に分布します。



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タチツボスミレ(スミレ科スミレ属)
タチツボスミレはスミレ科スミレ属の多年草です。春の代表的な野草であり、自然教育園ではもっともポピュラーなスミレです。スミレの花は5枚の花弁をもち、ラッパのような独特の形をしています。




春になって、自然教育園も文字通りはなやかになってきました。植物園のなかに、こんなにもたくさんの植物がはえていたのかとあらためておどろかされます。

植物は、季節によってその姿を劇的に変化させるところがおもしろいです。その変化をたのしむのもいいですし、あるいはその変化から環境の変化(ちがい)をよみとるのもおもしろいです。くりかえし観察していれば植物がしめすメッセージもわかってきます。


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▼ 注
国立科学博物館附属自然教育園


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