170316 大観

物事の認識は大観からはじめるのがよいです。
三好唯義編『図説 世界古地図コレクション』(河出書房)(注1)などをみることによって地球を大観することができます。

大観したら課題を決めて細部をしらべてみます。そしてえられた情報(データ)を総合して物事の本質にせまります。


  1. 地球を大観する
  2. 細部をしらべる
  3. 総合して本質にせまる


地球を大観することは、いまでは、Google マップ や Google アース をつかえば誰でも簡単にできます。あるいはグラフィックな資料や書籍をつかってもよいです。本格的な地球の大観はアポロ計画が成功したころから可能になりました。大観をもっと実践すべきです。

つぎに細部をしらべます。そのときに重要なことは課題を明確にすることです。課題が決まればしらべかたもはっきりするでしょう。

そしてえられた情報やデータをくみあわせてまとめて興味ある対象の本質にせまります。こらは総合の方法といってもよいでしょう。

この3段階において、大観と総合の方法のちがいに気がついてください。大観とは、視覚的・直観的に全体をとらえることであり、総合とは、多様な情報(データ)をくみあわせたり要約していくことです。総合によって認識をあらたにすることもあります。




この3段階の方法はもっとせまい範囲に応用することもできます。たとえばアフリカ大陸を大観してみる。そしてアフリカの課題について情報収集をして、考察をしてみることもできます。あるいはグレートブリテン島を大観してみる。あるいはどこかの都市を大観してみる。範囲がせまくても大観は可能です。


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▼ 注1:参考文献
三好唯義編『図説 世界古地図コレクション』(ふくろうの本)河出書房、2014年6月19日