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サンシャイン水族館「サンゴ礁の海」
(交差法立体視ができます) 

海の生物多様性の宝庫であるサンゴ礁をまもっていくことは、地球環境を保全するために重要なことです。

東京・池袋にあるサンシャイン水族館はサンゴプロジェクト(注1)をすすめています。

サンゴ礁は海の生物多様性の宝庫ですが、土地開発による土砂の流入、温暖化による海水温の上昇、サンゴを捕食するオニヒトデの大発生などにより、近年は危機的状況に直面しています。そこでサンシャイン水族館は、サンゴ礁の再生にむけてさまざまな活動をはじめました。

ステレオ写真はいずれも交差法で立体視ができます。サンシャイン水族館の「サンゴ礁の海」と「サンゴ礁の再生 〜沖縄恩納村の海から〜」で撮影しました。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>



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ヤナギカタトサカ(Leather coral)



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左上:ダイオウサンゴ(Moon coral)
下:ヨコミゾスリバチサンゴ(Yellow scroll coral)



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恩納村産サンゴ



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プテラポゴンカウデルニィ(Banggai cardinalfish)


サンゴは、海底にはえているので植物のようですが、実はイソギンチャクやクラゲの仲間であり、口や胃腔(いこう)をもつ動物で、「刺胞動物」(しほうどうぶつ)とよばれます。体内には、植物である褐虫藻が存在して共生関係にあります。ポリプという小さな個体があつまって群体になったものを一般にサンゴとよびます。

サンゴ礁の占める割合は海全体のおよそ0.2%にすぎませんが、生息する種数は全海洋の25%にもおよび、生物多様性を象徴する環境となっています。

また地球上の二酸化炭素をサンゴ礁が吸収することもあきらかになり、地球温暖化の対策としてもサンゴ礁をまもっていくことは重要です。


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▼ 注1
サンシャイン水族館 サンゴプロジェクト