現代の標準カレンダーは太陽暦(グレゴリオ暦)にもとづいています。カレンダーの背後には宇宙の法則があります。カレンダーをみながら法則についてあらためて理解することはとても意義のあることです。

本日、12月3日は「カレンダーの日」です

日本国は、 明治5年12月3日に、グレゴリオ暦(太陽暦)への改暦を施行しました。全国団扇扇子カレンダー協議会はこれを記念して12月3日を「カレンダーの日」と制定しました(注1)。

 
暦が用いられるようになったのは、古代バビロニア帝国の僧侶たちの発見がきっかけとなっています。彼らは毎晩夜空を見上げる中で、ある発見をしました。「月の満ち欠けが一定の周期をたどる」ということです。これをきっかけに、月の満ち欠けを利用した「太陰暦」という暦が発明されました。

しかし太陰暦では1年が354日。地球が太陽の周りを1周する365日という周期とズレてしまうのです。

この問題を解決するために発明されたのが、「太陰太陽暦」です。3年に一度13カ月ある年を作ることで、3年ごとに生じる1カ月のズレを調整することにしたのです。


暦にはつぎの3種類があります。

  • 太陰暦:1月の長さを月の動きできめる。
  • 太陽暦:1年の長さを太陽の動きできめる。
  • 太陰太陽暦:1月の長さを月の動きできめ、1年の長さを太陽の動きで調整する。

太陽暦は1年を365日とします。しかし太陽の周期は実際は約365.2422日なので調整しなければなりません。

そこでユリウス暦では、1年を365日とし、4年に1度 閏年をもうけて366日とします。

しかしこの方法でも約128年に1日のずれが生じます。そこでグレゴリオ暦では、平年は1年を365日としますが、ユリウス暦では400年間に100回の閏年をおいてその年を366日とするのに対し、グレゴリオ暦では400年間に、3回すくない97回の閏年をおき、400年間における1年の平均日数を、365日 + 97/400 = 365.2425日、とします。400年間に3回の閏年をはぶく方法は、「西暦紀元(西暦)の年数が100で割り切れ、かつ400では割り切れない年は平年とする。これ以外の年では西暦年数が4で割り切れる年は閏年とする」というルールになっています。


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わたしたち人間は天体観測によって時間の認識をしてきました。天体観測によって、空間と時間のあいだにかくされた関係を解明し、そこに法則があることを発見しました。そしてその成果をまとめて具体化し、暦を生みだしました。

世界のあらゆる文明には暦を生みだしてきた歴史があります。暦は、天と地をむすびつけ、人間のいとなみをこれらのあいだに位置づけることに成功しました。暦は、それぞれの世界をおさめる基本的な道具としてなくてはならないものになりました。

このようにカレンダーの背後には法則があります。法則は、目にはみえませんがたしかに存在します。

わたしたち人間は、法則を発見し法則をつかって活動しています。法則を認識し法則を利用して文明をつくりだしています。法則を知り法則をつかうということは日常的にも歴史的にも重大なことです。

「カレンダーの日」にちなんで、カレンダーをみながら背後にある法則についてあらためてかんがえてみることは意義のあることだとおもいます。


▼ 注1:参考サイト
※ カレンダーの日は、1988年(昭和63年)に制定されました。