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ヒメガマ(平行法で立体視ができます)
北海道~沖縄の湖沼やため池・河川・水路・休耕田などに生育する抽水植物、多年草です。ガマ属の中ではもっともふかいい水域まで生育します。花期は6〜8月で、直立した花茎に茶色の雌花群と雄花群をつけます。

自然を立体視していると目のつかれをとることができます。遠近の両方をみて、周辺視野も同時につかうことが大切です。

写真はいずれも平行法で立体視ができます。国立科学博物館付属 自然教育園 で撮影しました(注1)。
立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>

立体視をしながら遠近の両方をみて、同時に、周辺視野をもちいて空間全体をとらえるようにすると見る力が改善されます。


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ミソハギ
湿地や田の畔などに生えます。茎の断面は四角い。紅紫色6弁の小さい花を先端部の葉腋に多数つけます。葉は長さ数センチで細長く、対生で交互に直角の方向にでます。日本および朝鮮半島に分布します。



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フシグロセンノウ
林下に生える、高さ 50-90cm の大型の多年草です。茎は直立し上部で分枝、節は暗紫色をおびふくらみます。茎や分枝した枝の先に径 5cm ほどの朱色の花をさかせます。



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コバキボウシ
本州から九州の湿原に生育する多年生の草本です。高さは 50cm ほどになります。夏の湿原をいろどります。



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ノシラン
本来は、西日本・南西諸島・韓国済州島などに分布します。常緑性の多年草です。葉がランに似るためランという名前がついていますがラン科ではありません。



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ヤブラン
東アジアに分布します。開花期は夏から秋です。花は紫色で小さく穂状にさきます。葉は細長く、先はたれています。ラン科ではありません。



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トラノオスズカケ
四国や九州に分布する希少な植物であり、絶滅危惧種に指定されています。ここ自然教育園では、1949年に絶えたとかんがえられていましたが、2007年に58年ぶりに再発見されました。


▼ 注1
国立科学博物館附属 自然教育園
※撮影日:2016年8月17日

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