160908 事実
図1 大観したら、事実をふまえて考える
 
見取り図などをつかって関心のある領域を大観したら、特別展などにいって実物をみて、事実をふまえて考えたことを文章化するようにします。

東京国立博物館で、特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」が開催されています(注1)。

わたしは、朝日新聞に掲載されていた見取り図(図解)を大観して、この特別展を見たいとおもいました。
図解をつかって大観する - 特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」(1)- >>




そして会場に行って、古代ギリシャ時代の作品の数々をじっくり見ることができました。 会場で実物を実際に見ることはとても重要なことであり、これによって何が事実なのかを知ることができます。事実とは、意見や考察とはちがい、誰もがみとめる現場の証拠です。

そしてこのような事実をふまえて考えたことを文章化しました。
特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」(まとめ) >>

文章化では事実を記載するとともに、自分の意見やアイデア、考察や仮説をのべてかまいません。事実と意見とが区別できるのであれば、意見や仮説を積極的にのべたほうがむしろよく、事実だけを記載しているよりもおもしろくなります。




今回の過程をふりかえってみると、見取り図を大観し、会場で事実をふまえ、考えたことを書くという3段階がありました(図1)。このような3段階の方式は、特別展・企画展あるいはフィールドワークなどでつねにつかうことができます(注2)。

このなかで事実をふまえることはとくに重要です。物事を大観しているだけだと知識は身につきませんが、具体的な事実をおさえるとシャープに関心領域が見えてきて理解がふかまり知識も身につきます。

特別展は、事実を知るためにとても役立ちます。現物に接し、事実をとらえると情報処理がすすみます。気分もよくなります。本などを読んでいるだけのときとはあきらかに状況がちがってきます。特別展や企画展を利用する意義はとても大きいといえるでしょう。


▼ 注1
特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」 
会場:東京国立博物館・平成館
会期:2016年9月19日まで
※このあと、長崎県美術館と神戸市立博物館に巡回します。

▼ 注2
具体的には、3段階モデルの各段階の内部で、情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)をおこないます。いずれの段階でもアウトプットをすることが必要です。
  1. 見取り図などを大観したら、課題を書きだします。
  2. 会場で実物をみて事実をおさえたら、メモ・記録をとるようにします。
  3. 考えたことは事実とともにブログなどにアウトプットします。

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