快眠によって、仕事のパフォーマンスをあげることできます。

岩田アリチカ著『なぜ一流の人はみな「眠り」にこだわるのか? 』(すばる舎)は、一流の人はみな睡眠にこだわっているという立場から書かれた睡眠の入門書です。

働き盛りのの世代が快眠のためにお金をつかうようになってきているそうです。


悩みを解消するという消極的な理由ではなく、「より快適な眠りによって、より高いパフォーマンスを発揮する」ために寝具を買う。


日中のパフォーマンスは睡眠の質できまります。できる人ほどよく寝ています。「寝る間をおしんではたらく」というのはもうふるくなりました。寝る間をおしめば起きている時間が無駄になります。睡眠時間は決してロスタイムではありません。




本書では説明していませんが、人がおこなう情報処理の観点からいうと、仕事のパフォーマンスが上がるとはアウトプットの効率が高くなるということです。アウトプットを効率よくすすめるためには、プロセシングが十分にすすんでいなければなりません。そのプロセシングが睡眠中にすすむのです。

そのためには課題をもって眠ることが大切です。ただ寝ていてもだめでしょう。たとえば仕事の課題は何なのか。明確にしておく必要があります。また日中のインプットも必要です。インプットとは、情報を意識の内面にとりいれることです。このような努力があってこそ睡眠によってプロセシングがすすみます。

こられにくわえて、記憶法やイメージトレーニング(心象法)も実践するとなおよいでしょう。


▼ 引用文献
岩田アリチカ著『なぜ一流の人はみな「眠り」にこだわるのか? 』すばる舎、2015年9月16日