宇宙の大規模構造をみることは大観の究極です。

グラフィックサイエンスマガジン『Newton』2016年8月号では「宇宙の大規模構造」について特集しています。「宇宙の大規模構造」をみることは大観の究極です。興味のある人は参照して見るとよいでしょう。


宇宙には、無数の銀河が集まってつくる、巨大な構造があります。それは、「宇宙の大規模構造」とよばれています。宇宙の大規模構造は、たくさんの泡が重なったような格好をしています。 泡の膜にあたる部分は、多数の銀河が集まってできています。泡の内側にあたる部分は、銀河がほとんどない空っぽの領域がつづいています。泡構造は、一つが数億光年もの大きさに達します。宇宙では、銀河がつくるこのような泡構造が、どこまでもつづいているのです。


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宇宙がはじまったころ、物質が分布する密度は場所によって非常にわずかにちがっていました。密度がわずかに高い領域では、物質同士にはたらく重力が周囲よりも大きいために、周囲の物質をすこしずつつよくひきつけます。逆に、密度がわずかに低い領域はさらに希薄になります。やがて密度が高い領域では星や銀河ができます。銀河は泡の膜のように分布し、その内部に巨大な希薄な領域が生じます。こうして宇宙の大規模構造ができたのです。

つまり大規模構造をつくるのに重力が大きな役割をはたしました。重力は、地球の構造や建物の構造においても大きく作用しています。構造をみるときには、そこにはたらいている重力にも注目するとよいでしょう。


▼ 引用文献
『Newton』(ニュートン) 2016年 08 月号、ニュートンプレス [雑誌]