160709 行って見る
図1 一枚の図解をまず大観する

その地域やその分野の全体像を図解をつかってあらかじめ大観しておくと、現場に行って実際に見たときの認識がとてもふかまります。

東京・上野の東京国立博物館で特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」が開催されています(注1)。ギリシャ国内40カ所以上の博物館群からあつめた優品をみながら、紀元前約3200年〜前約100年までの古代ギリシャの歴史を旅し、古代ギリシャの多彩な文化にふれるという企画です。昨日(2016年7月9日)付の朝日新聞に広告が掲載されていました。このなかの全体像をあらわした一枚の図解は注目に値します。


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図2 特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」
出所:朝日新聞(2016年7月9日付朝刊)


この図解は大変すぐれていてとてもわかりやすく、これをみれば、今回の特別展の全体像がとりあえずとらえられます。そして詳細は会場に実際に行って見ることになります。




どの地域あるいはどの分野でも、このような全体像をあらわした図解(見取り図/チャート)があれば認識がふかまりやすいです。全体像を一枚の図にあらわしたイメージをさがしだして積極的に活用すべきです。これは、その地域やその分野を大観することであるといってもよいです。

この大観という方法は、断片的情報を集積し統合して統合的に理解するという方法とはちがう点に注意してください。

大観とは、ひと目で全体をみて、その全体をまるごと意識の内面にインプットして記憶するという方法です。これは、短時間であるいは瞬間的にできる方法です。

それに対して統合という方法は、断片情報をまずあつめて、そのあとでそれらを組みあわせたり要約して全体や本質をつかんでいく方法であり、時間がかかります。

わたしは問題解決の3段階モデルを推奨しており、このモデルによると、その第1の段階では大観が役立ち、第3の段階では統合が役立ちます。大観法と統合法とは、似ているようですがことなる方法であることにぜひ気がついてください。




今回のケースでは、図2を大観したら、つぎには実際に会場に行って見ます。そして帰宅したら感想などを書きだして文章化してみればよいのです。こうして、〈1.大観する→2.行って見る→3.感想などを書く〉という3段階の過程が提案できます(図1)。わたしも実際に見に行こうおもいます。後日レポートします。


▼ 注1
特別展「古代ギリシャ - 時空を越えた旅 -」
会場:東京国立博物館・平成館
会期:2016年9月19日まで

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