日本列島はふたたび地殻の活動期にはいったとかんがえられます。大地震や大噴火にそなえることが何よりも大事です。

歴史資料から日本列島の歴史をふりかえってみると、大地震と大噴火がほぼ同時期におこっていることがわかります。過去におけるおもな大地震と火山活動をまとめると以下のようになります。


■ 平安時代前期( 約1100年前)
  • 864年 富士山噴火
  • 864年 阿蘇山噴火
  • 869年 貞観地震
  • 878年 相模・武蔵地震
  • 887年 仁和地震(南海トラフ地震)

■ 戦国時代
  • 1471年 桜島噴火
  • 1495年 明応関東地震
  • 1498年 明応地震(南海トラフ地震)
  • 1511年 富士山噴火

■ 江戸時代
  • 1677年 延宝房総沖地震?
  • 1703年 元禄関東地震
  • 1707年 宝永地震
  • 1707年 富士山噴火(宝永噴火)
  • 1779年 桜島噴火
  • 1783年 浅間山噴火

■ 現代
  • 1995年 阪神・淡路大震災
  • 2000年 三宅島噴火
  • 2000年 有珠山噴火
  • 2004年 新潟県中越地震
  • 2011年 東日本大震災
  • 2011年 霧島山・新燃岳噴火
  • 2014年 長野県神城断層地震
  • 2014年 御嶽山噴火
  • 2015年 口永良部島・新岳噴火


このように過去の資料をみると、大地震と火山噴火はある程度まとまってほぼ同時期に発生していることがわかります。これは歴史的な事実のつみかさねによる理解です。

そして現代に目をむけると、阪神・淡路大震災(1995年)以降、おなじような状況になりつつあります。つまり日本列島はふたたび地殻の活動期にはいったとかんがえられのです。実際、今年になってから熊本地震が発生しました。今後とも大地震と大噴火が断続的におこる可能性が非常に高いです。

大地震と大噴火にそなえ、対策をおこなうことが何よりも大事です。


▼ 引用文献