DSCF1183ab
ジャイアントパンダの "リーリー"(平行法で立体視ができます)
 
ステレオ写真による立体視の体験をきっかけにして、普段みえている世界が3Dにみえる仕組みをかんがえてみるとおもしろいです。

写真は、平行法あるいは交差法で立体視ができます。いずれも上野動物園で撮影しました。

立体視のやり方 - ステレオグラムとステレオ写真 - >>

わたしたちの目には左右それぞれ独立に光(光波あるいは光子)がはいってきます。それらの光の情報は、それぞれの目から脳に伝達されて、そこで両眼の視差が検出され、情報が処理されて立体的(3D)に見えるのというのが立体視の仕組みです。
 


DSCF0874ab
 "リーリー"(ササを食べている。平行法で立体視ができます)
 


DSCF0849ba
"シンシン"(タケノコを食べている。交差法で立体視ができます)



DSCF1174ba
"シンシン"(寝てしまった。交差法で立体視ができます)




ステレオ写真をつかった立体視によって生じる立体画像(3D画像)はいわば仮想現実(バーチャル・リアリティ)といってもよいです。実体は2枚のことなる写真なのですから。つまり立体画像は、わたしたちの情報処理の結果として、みずからの情報処理の場に生じているといえます。情報処理の場とは意識とか心といいかえてもよいでしょう。




ところで、ステレオ写真をつかった立体視をしていないときでも、わたしたちは対象をあるいは空間を立体的に見ています。このときに立体的に見える仕組みもステレオ写真のときとまったく同じです。

すると、わたしたちに普段みえている立体画像、3D世界とは一体なんなんでしょうか。これも仮想現実なのでしょうか? この普段の3Dも、情報処理の場つまり意識(心)のなかに生じているのでしょうか? このようなことをかんがえてみるとおもしろいかもしれません。


* 


上野動物園といえばジャイアントパンダです。

リーリー(オス)は、2005年8月16日に中国のパンダ繁殖研究センターで生まれ、2011年2月21日に上野動物園にやってきました。シンシン(メス)は、2005年7月3日に中国のジャイアントパンダ繁殖研究センターで生まれ、2011年2月21日にやってきました。いずれも上野動物園随一の人気者であることはいうまでもありません。普段はすごい混雑ですが、雨のふっている日にいくとかなりすいています。


▼ 関連記事
見慣れない生物をみて感受性の鈍化をふせぐ - 上野動物園(1)両生爬虫類館 -