自分としては何をどのように撮影したいのか。課題を決めて写真を撮るときにデジタル一眼レフカメラがとても役立ちます。

上田晃司著『写真がもっと上手くなる デジタル一眼撮影テクニック事典 101』(インプレス)は、デジタル一眼レフカメラをつかった撮影テクニックの基本を解説しています。101 すべての項目について、実写をしめして説明しているのでとてもわかりやすく、掲載されている写真を見ているだけでもたのしめます。

一眼レフの購入を検討している人にとっては一眼で何ができるのか、コンパクトデジタルカメラとの違いなどがよくわかります。一眼レフをすでにつかっている人にとっては、本書をつかって練習することよって撮影テクニックを何歩も前進させることできます。


目 次
1 絞り・ボケ
2 シャッタースピード
3 光
4 色温度・色調
5 レンズ
6 構図


本書は事典形式の解説になっていますので、101の項目について自分の興味のあるところから順不同で読むことができます。




デジタル一眼レフの特徴のひとつはボケのある写真が撮れるところにあります。コンパクトデジタルカメラではボケを出すのはむずかしいですが一眼レフなら容易です。

ボケの効果により奥行きを表現することができ、結果として写真を立体的にみせることができます。平面的な写真にくらべて立体的にみえる写真の方がインパクトが大きいことは誰の目にもあきらかです。
 
ボケをだすためには絞りをコントロールする必要があります。光の量やピントのあう範囲を調節しているのが絞りとよばれる機構です。


 

もうひとつの特徴はレンズ交換ができることとです。レンズ交換はデジタル一眼の醍醐味です。これができるだけでカメラを一生たのしみつづけることができます。次のような交換レンズがあります。
  • 望遠レンズ:遠くのものを大きくうつせる。
  • 標準レンズ:スナップむき。その時その場の瞬間をとらえる。
  • マクロレンズ:花や昆虫などをうつす。

自分は何を撮りたいのかを明確にするとよいです。膨大な数の交換レンズがありますから目的に応じたレンズがかならず見つかります。レンズは低価格なものから高価なものまで様々ですが、低価格なものの中にも非常にすぐれたレンズがあり、かならずしもお金をかけなくてもレンズ交換のたのしみを味わうことができます。

自分のイメージにあったレンズをえらびだしていけば肉眼をこえた大きな世界がひろがってきます。カメラの世界は奥深いです。




本書は実用書なので、作例を参考にしながら実践的に練習してみるとようでしょう。タブレットなどにダウンロードして撮影現場にもっていき、本書を見ながら実際に撮影をためしてみるとおもしろいとおもいます。



▼ 引用文献
上田晃司著『写真がもっと上手くなる デジタル一眼撮影テクニック事典 101 』インプレス、2012年3月9日
写真がもっと上手くなる デジタル一眼 撮影テクニック事典101 写真がもっと上手くなる101シリーズ

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