近藤麻理恵著『人生がときめく片づけの魔法』(サンマーク出版)は、「ときめく」かどうかを判断基準にして、ときめかない物はすべて捨てるという片付けの方法を提唱しています。そうすることで人生をリセットしてあたらしい生き方をスタートさせることができます。
 

わたしもこの本をかつて読んで自宅とオフィスを片づけました。本ブログでも以前紹介したことがあります。


ポイントは、「ときめく」かどうかです。

その物をもってみて、ときめけばのこし、ときめかなければ捨てます。理屈や理由ではありません。かんがえてもダメです。直観です。同時に決断です。


 

わたしたち人間は誰でも環境にかこまれて生活をしています。環境が片づいて整備されると、環境からの作用(インプット)が変わります(下図)。インプットが変わるとプロセシングも変わります。アウトプットも変わります。人間の情報処理にとって環境の影響は絶大です。

160115 環境が変化
図 環境が変化するとインプットも変化する
 

その人の環境は、その人の心の状態をしっかり反映しています。一方でその人の環境は、その人の心につねに作用しています。周囲の環境を片付ける決断ができると環境も変わ心も変わります。

環境が、一気に大きく変わるほど心へのインパクトは大きくなるのでしょう。物理的・強制的に環境を改善してしまう効果は大きいです。 




補足しますと、本書を読めばわかるように、毎日の小さな積み重ねが大きな変化になるのではないということです。ここに、常識とはことなる非常識があります。大きな変化や人生の転換をおこそうとおもったら、できるだけ短時間で一気にに "ガッ" とやってしまった方がよいのです。本当の変化(あるいは進歩)は一気におこる。本書は非常識な本のようにみえますが、真理あるいは原理を実際にはおさえています。


 

アメリカ紙 "USAトゥデイ" が2016年1月14日、「片づけコンサルタント」の近藤麻理恵さんの著作『人生がときめく片づけの魔法』の英語版『The Life-Changing Magic of Tidying Up』(注2)が同紙の週間書籍販売ランキングで第1位になったと報じました(注)。『人生がときめく片づけの魔法』の英語版は、アメリカで2014年10月に発売されてから60週にわたりベストセラーリストに登場していましたが、1位になったのははじめてだそうです。

近藤さんは2015年に、アメリカ "TIME" 誌の「世界で最も影響力のある100人」にえらばれていました。アメリカでは「kondo」を、近藤さん流に片づける意味の動詞としてつかう人もいるといいます。
 
このようなニュースに接し、今回また読みなおしてみたらとてもおもしろかったです。


▼ 注1
▼ 引用文献
近藤麻理恵著『人生がときめく片づけの魔法』サンマーク出版、2010年12月27日
kindle版:人生がときめく片づけの魔法


単行本(ソフトカバー)はこちらです:人生がときめく片づけの魔法