「自然・人類・文明」という非常に大きな課題にとりくむ場合、人類進化のモデルからアプローチするというのが一つの方法です。

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図1 一つの自然の体系があった。

人類が発生する以前には一つの自然の体系(システム)がありました(図1)。人類の祖先であるサルは自然の体系の中で自然の一部として生きていました。
 


151027 人類-文明-自然環境2
図2 直立二足歩行により人類が発生した。

そしてサルの中から直立二足歩行をするものが出現しました。これが人類の発生です。人類は、自然環境から恩恵をうけつつも自然環境をうまく利用して生活していきました。人類と自然環境とのあいだには相互作用がありました(図2)。

そしてその後しばらくして言語が発生しました。人類はまた道具をつくりだしました。そして農業をはじめました。
 


151027 人類-文明-自然環境3
 図3 文明が発生した。

こうして、人類と自然環境との相互作用のなかから文明が発生してきました。

人類は、自然環境から恩恵をうけつつも自然環境にはたらきかけ、自然環境を大きく改変する存在になりました。自然環境から人類へは物質・エネルギー・情報がはいってきます(インプット)。一方、自然環境へむかって
人類は運動し活動し不要物質を放出し、自然環境を圧迫します(アウトプット)。人類と自然環境とは文明を介在にして相互浸透的な関係にあります。

非常に単純化してしまえば人類に関わる進化をこのように整理することができ、上記のような模式図(モデル)であらわすことができます。このようなモデルは、「自然・人類・文明」といった大きなテーマを意識のなかにとりこむことを可能にし、情報処理と問題解決をすすめるときの参考になります。 


▼ 参考文献
F.A.ハイエク・今西錦司著『自然・人類・文明』(NHKブックス)NHK出版、2014年11月25日
▼ 関連記事
自然をシステムとしてとらえる - F.A.ハイエク・今西錦司著『自然・人類・文明』(1)-
進化論的に人類をとらえなおす - F.A.ハイエク・今西錦司著『自然・人類・文明』(2)-
人類進化のモデルをつかって自然・人類・文明について理解をすすめる


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