英語のリスニング訓練をくりかえせば、英語による情報インプットの能力を高めることができます。

『ハイディ矢野のネイティブの発音・リスニングが絶対身につく本』は、ただしい英語の音声を聞き取り、ただしい発音を練習するための CD 教材です。

“What are you doing” は「ワルユードゥーイン」

のようにきこえます。日本語の「ラ・リ・ル・レ・ロ」が活躍するとのことです。

まずは、テキストを見ないで(目を閉じて)CD の音声を聞いてみます。テキストは見ないのが訓練のポイントです。つまり視覚を遮断し聴覚の訓練に集中します。

ただし最初のうちは何を言っているのかわからないことが多いとおもいますので、そのときにはテキストをひらいてしっかり確認します。しかし慣れてきたらテキストはなるべく見ないようにします。

本書には130の法則がでていて、それらを60回くりかえして聞くように指導しています。CD は2枚ついていてすべて聞くのに約150分かかります。

CD では、ネイティブの発音以外にハイディが日本語で説明をくわえています。この日本語の説明は2〜3回きけば理解できるとおもいます。日本語による説明が理解できたら、それらはスキップして英語の部分のみを聞くようにすれば時間は大幅に短縮されるので、60回の反復はそれほど大変なことではありません。


英語圏で海外旅行をしているときには英語をつかわなければなりませんが、こちらからのメッセージは意外に相手につたわるものです。買い物のときやレストランでは何とかなります。英単語をならべるだけでもよい場合が多いです。

しかしたとえば博物館などでガイドツアーに参加したときなどは、相手が何を言っているのかわからないことがよくあります。せっかく行ったのですからしっかり理解できた方がよいにきまっています。リスニング能力はとても大事です。

情報のインプットが英語からもできるようになれば情報処理の世界は格段にひろがります。


リスニングとは聴覚をつかうことであり、それは耳をつかった情報のインプットにほかなりません。耳からのインプットをきたえるためには目からのインプットにはたよらない訓練法が有効です(図)。

151024 目を閉じてリスニング


本書の CD をつかえば、英語のインプット訓練を効果的におこなうことができ英語の音声に慣れることができます。これは理屈ではなくて練習です。


▼ 引用文献
ハイディ矢野著『ハイディ矢野のネイティブの発音・リスニングが絶対身につく本』[CD2枚付き] ダイヤモンド社、2002年10月4日
ハイディ矢野のネイティブの発音・リスニングが絶対身につく本 [CD2枚付き]


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