NHK『おとなの基礎英語』にでてくるそれぞれの key phrase と situation をひとつの「ファイル」にして、理解し記憶しつかえるようにするとよいです。

『おとなの基礎英語』はとてもたのしめる番組で、わたしも録画して見て(聞いて)います。

番組のなかで松本茂先生がくりかえし強調しているように、英会話では、日本語を英語に直訳するのではなく、それぞれの situation(状況あるいは場面)でどのような phrase がつかわれるか、どのような phrase をつかえばよいかということに注目して練習していく必要があります。

つまり、それぞれの situation とそれぞれの key phrase とをしっかりむすびつけて聞きとり理解し記憶することが大切です。具体的にはつぎのような練習をするとよいです。

 <key phrase を聞いてあるいは見て> → <situation をイメージする>
 <situation を見て> → <key phrase を言ってみる>

番組の映像をよく視聴して、それぞれの situation を「ひとかたまりの空間」としてイメージし、そして想起できるようにしておくとよいでしょう。するとそれぞれの key phrase はそれぞれの situation の「見出し」としてあつかうことができます。

「ひとかたまりの空間」を図1のように球にモデル化(模式化)してしめすと key phrase はその表層構造としてあらわせます。これはひとつの「ファイル」です。

150923 キーフレーズと場面
図1 key phrase と situation からなる「ファイル」


それぞれの situation はその場の「情報の本体」であり、key phrase は situation につけられた「ラベル」のようなものです(図2)。

150923b キーフレーズと場面
図2 ファイルは「ラベル」と「情報の本体」とからなる
 

これが情報の「ファイル」の基本構造です。

『おとなの基礎英語』の1シーズンには、100個の situation と key phrase が用意されているので100個のファイルがあることになり、この100個のファイルを自分の内面意識にインプットし、整理して記憶しておけば、似たような状況や場面に遭遇したときにいつでもひっぱりだしてきてつかえるようになります。

情報のひとかたまりやファイルの仕組みをうまくつかうと英会話も上達しますし、英会話にかぎらず、自分の意識のなかに情報をファイルをしてく、ファイルをつくっていく、ファイルをふやしていくコツもつかめてくるでしょう。


▼ 参考文献
栗田昌裕著『栗田博士のSRS記憶法』 ダイヤモンド、1993年3月18日
栗田博士のSRS記憶法―潜在能力をぐんぐんひきだす 

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