取材先に行ったらいきなり取材をしようとするのではなく、現地あるいは現場をブラブラとまずはぶらついてみるのがよいです。

気のむくままに現場をぶらついて全体的な状況のなかに身をおき、すべての感覚をはたらかせて現場を感じてみます。このぶらつきによって課題をめぐる背景に体験的にふれることができます。

その背景は、その後の取材でえられる情報(データ)を配置し位置づけるための空間としても活用できます。

このようなぶらつきという原体験があってこそ、その後の取材はうわすべりせず地に足がついた活動になります。

これは、文献やウェブサイトをつかって事前に情報収集をしたり、予備調査をして言語や理屈で対象をとらえるのとはまったくことなる行為です。

現場にはいったらまずぶらつきをして全体を感じてみて、それから個々の取材活動にはいるようにするとよいでしょう。


▼ 参考文献
川喜田二郎著『KJ法 渾沌をして語らしめる』中央公論社、1986年
KJ法―渾沌をして語らしめる

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