川喜田二郎著『発想法』(中公新書、1967.06.26 発行)は発想法の原典として重要です。この著書で中核となるのは第三章の「発想をうながすKJ法」です。

人間がおこなう(人間主体の)情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)の観点から現代的にこれをとらえなおすと、発想法とはよくできたアウトプットをだす方法です。そのために、フィールドワーク(外部探検)とKJ法が有用であり、フィールドワークにより内面に情報がとりこまれ(インプット)、KJ法により文章が書けます(アウトプット)。

KJ法では、「類似性の原理」をつかって図解をつくって文章化をすすめます。情報には、似ている情報があつまるという性質がそもそもあります。類は友をよぶといった感じです。類似(相似)に気がつくことが重要です。

なお、フィールドワーク(外部探検)のかわりに、過去にインプットされた情報をつかう「ブレーンストーミング」(内部探検)をおこなってもよいです。 


▼ 参考文献
川喜田二郎著『発想法』(中公新書)中央公論社、1967年6月26日 
同改版、2017年