2012年12月26日、SF人形劇「サンダーバード」シリーズの生みの親、ジェリー=アンダーソン氏が死去しました(注)。英国人、83歳でした。操り人形で、近未来の国際救助隊の活動を表現する独自の手法を確立し、世界的な人気を博しました。

近年のSFは、コンピューター・グラフィックスなどをつかってリアルなハイビジョンで詳細を表現するのが普通ですが、「サンダーバード」はそれとはまったくことなる独特の手法で、操り人形をつかっています。操り人形が視聴者にすぐにわかってしまうところがかえっておもしろく親しみを感じます。

ここには、技巧をのりこえた人間劇あるいは人間性がみごとに表現されており、世界のために懸命にはたらくチームの心がつたわってきます。いちばん大切な事はリアルさをあらわすことではなく、視聴者に心をつたえることです。

「サンダーバード」は近年も人気をあつめているそうでう。毎日jpには、我が子のように人形をだくアンダーソンさんのほほえましい写真が掲載されていました。

注:毎日jp(毎日新聞、2012.12.27)