ロンダ=バーンたちは「引き寄せ」の法則についてのべています(注)が、その説明の仕方は段階を踏まえてのそれとなっています。つまり、本の最初からの大部分は、周波数や波動といった現象をもちだして古典物理的な解説をしています。しかし、256ページの「宇宙のひとつの意識」からはそのようなことからは はなれ、意識の作用と場についてのべています。古典物理的な前者の解説は初心者むけの基本的な解説、意識に関する後者の解説は上級者むけの本質的な解説になっています。

上級者むけには「宇宙のひとつの意識」が解説されています。すべての可能性とポテンシャルは同時に存在するのであり、実際にはそれは、波がつたわってくるというような古典物理的な現象ではありません。

そもそもは意識(心)があるだけであり、時間も空間も見かけの現象にすぎません。見えること、聞こえること、感じることはすべて意識でとらえたこと、見かけの現象、色(しき)にすぎません。本当は意識があるだけです。個人も、人生も、ヒマラヤも、地球も、すべてが意識の中にあるのです。

一方で、意識の中のできごとであるからこそ、みずからの意識により人生をえがき創造し、世界をえがき創造することができるのです。

注:ロンダ=バーン著『ザ・シークレット』角川書店、2007.10.29。
ザ・シークレット