『はじめて学ぶ世界遺産100』は世界遺産に関する非常にすぐれたガイドブックです。

本書の第2章から第5章まででは 53 件の世界遺産を解説しています。掲載順に通し番号をふって以下にリストアップしておきます。

世界遺産についてよく知りたい方は、まず第一に、本書にでている地図をよく見ながら各遺産の場所(位置)をおぼえるようにします。そして、本書を見おわったら以下のリストを見て(地図は見ないで)その場所(位置)をおもいだしてみます。どこまでおもいだせるでしょうか。おもいだせない場合は地図を見なおして確認します。場所(位置)をおぼえ想起できるようになることは記憶法あるいは学習法の基本といえるでしょう。

世界はとてもひろくて情報があふれかえっています。地球は大きいくてつかみどころがないような感じがします。漠然とながめているだけでは認識はふかまらないでしょう。

そこで「世界遺産100」が利用できます。本書を手がかりにして100ヵ所のポイントがおさえられれば、それらは世界あるいは地球を認識するためのとっかかりになります。そしてそれらが「情報の核」になってさらに情報があつまってきます。

第2章 日本の世界遺産との関連から 
01 セレンゲティ国立公園
02 サガルマータ国立公園
03 ラリベラの岩の聖堂群
04 始皇帝陵と兵馬俑坑
05 ガラパゴス諸島
06 トンガロリ国立公園
07 アルベロベッロのトゥルッリ
08 文化交差路サマルカンド
09 サンディアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路
10 カルカッソンヌの歴史的城塞都市
11 ポトシの市街
12 モン・サン・ミシェルとその湾
13 アウシュビッツ・ビルケナウ - ナチス・ドイツの強制絶滅収容所(1940-1945)-
14 グランド・キャニオン国立公園
15 宗廟(チョンミョ)

第3章 人類の誕生と古代文明 
16 アルタミラ洞窟とスペイン北部の旧石器時代洞窟壁画
17 アワッシュ川下流域
18 ストーンヘンジ、エイヴベリーの巨石遺跡
19 高敞(コチャン)、和順(ファスン)、江華(クアンファ)の支石墓石
20 ペルセポリス
21 フェニキア都市ビブロス
22 ヌビアの遺跡群
23 メンフィスのピラミッド地帯
24 アテネのアクロポリス
25 デロス島
26 ローマの歴史地区
 
第4章 アジア世界の形成と宗教
27 万里の長城
28 曲阜の孔廟、孔林、孔府
29 アンコールの遺跡群
30 ボロブドゥールの仏教寺院群
31 ラサのポタラ宮歴史地区
32 オルホン渓谷の文化的景観
33 高句麗(コグリョ)古墳群
34 敦煌の莫高窟
35 アジャンターの石窟寺院群
36 スコータイと周辺の歴史地区
37 『八幡大蔵経』版木所蔵の海印寺
38 イスタンブルの歴史地区
39 イスファハーンのイマームの広場
40 タージ・マハル
 
第5章 ヨーロッパ中世とルネサンス、大航海時代
41 パリのセーヌ河岸
42 ヴァチカン市国
43 ヴェネチアとその潟
44 ハンザ都市リューベック
45 グラナダのアルハンブラ宮殿、ヘネラリーフェ離宮、アルバイシン地区
46 カステル・デル・モンテ
47 アヴィニョンの歴史地区:教皇庁宮殿、司教の建造物群、アヴィニョンの橋
48 アイスレーベンとヴィッテンベルクのルター記念建造物群
49 フィレンツェの歴史地区
50 プランタン=モレトゥスの家屋・工房・博物館とその関連施設
51 ピサのドゥオーモ広場
52 メカラとジョージ・タウン:マラッカ海峡の歴史都市
53 モスクワのクレムリンと赤の広場


▼ 文献
世界遺産検定事務局著『はじめて学ぶ世界遺産100』マイナビ、2013年12月21日
はじめて学ぶ世界遺産100 世界遺産検定3級公式テキスト


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