「日本語の作文技術」は、人がおこなう情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)におけるアウトプットのもっとも基本的な技術のひとつです(下図)。

151206 作文
図 作文技術はアウトプットの技術である


「日本語の作文技術」の基本的原則は「修飾の順序」と「読点のうちかた」です。

修飾の順序
  • 長い修飾語ほど先に
  • 句を先に

読点のうちかた
  • 長い修飾語:長い修飾語が二つ以上あるときその境界にうつ
  • 逆順:語順が原則の逆になったときにうつ


読む側にとってわかりやすい文章を書くためにそして達意の文章を書くために、これらの基本原則についてまずは練習してみるのがよいでしょう。


これまでに本ブログで書いてきた本多勝一さんの「日本語の作文技術」に関する記事を初級編・中級編・上級編に整理して、以下にまとめてリンクをはっておきます。


■ 初級編
日本語を書いてアウトプットする
「修飾の順序」と「読点のうちかた」の原則をまずは習得する - 『実戦・日本語の作文技術』-
まずは自由にたくさん書いてみる -『実戦・日本語の作文技術』-
わかりやすい日本語を書く - 『日本語の作文技術』-


■ 中級編
わかりやすい日本語を書くために -『日本語の作文技術』-
読点を完璧につかいこなす(前著の応用・実戦編) -『実戦・日本語の作文技術』-
かかる言葉と受ける言葉はできるだけ直結する(直結の原則)-『日本語の作文技術』第二章 -
語順の原則(修飾の順序)にしたがってわかりやすい文章を書く-『日本語の作文技術』第三章-
読点をつかいこなす - 『日本語の作文技術』第四章 -
漢字とカナを併用して視覚的にわかりやすくする -『日本語の作文技術』第五章 -
助詞をつかいこなす(1) - 題目を表す係助詞」(『日本語の作文技術』)-
助詞をつかいこなす(2) - 対照の係助詞」(『日本語の作文技術』)-
助詞をつかいこなす(3) - マデマデニ(『日本語の作文技術』)-
助詞をつかいこなす(4) - 接続助詞の「」(『日本語の作文技術』)-
助詞をつかいこなす(5) - 並列の助詞(『日本語の作文技術』)-


■ 上級編
情報のひとまとまりを段落にする -『日本語の作文技術』第七章 -
無神経な文章は書かない -『日本語の作文技術』第八章 -
リズムのよい文章を書く -『日本語の作文技術』第九章 -
取材をして文章を書く -『日本語の作文技術』第一〇章 -
取材し、メモし、原稿を書いて情報処理を実践する -『日本語の作文技術』〈付録〉-
わかりやすい説明文を書く -『実践・日本語の作文技術』-


初級編・中級編・上級編はわたしが分類したものです。参考にしてください。



▼ 文献
『本多勝一集 第19巻 日本語の作文技術』は『日本語の作文技術』と『実践・日本語の作文技術』ほかを収録しています。『実践・日本語の作文技術』を解体して関係各章に分配し、全体を再統一しています。


▼ 追記
2015年12月に、『〈新版〉日本語の作文技術』が刊行されました。文字が大きくなり読みやすくなりました。
ただし新版(2015年12月)では、旧版(1982年)の第10章「作文『技術』の次に」と付録「メモから原稿まで」は削除されていますので注意してください。これらに興味のある方は旧版をご覧ください。
・第10章「作文『技術』の次に」
 1 書き出しをどうするか
 2 具体的なことを
 3 原稿の長さと密度
 4 取材の態度と確認
・付録「メモから原稿まで」


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