本多勝一著『日本語の作文技術』第二章「修飾する側とされる側」では、「かかる言葉と受ける言葉はできるだけ直結する」という作文技術の「直結の原則」について解説しています。

「直結の原則」は、日本語の作文技術の第1原則といってよいでしょう。

この原則にしたがって、わかりにくい例文をわかりやすくなおした例を以下に引用しておきます。

X 私は小林が中村が鈴木が死んだ現場にいたと証言したのかと思った。
○ 鈴木が死んだ現場に中村がいたと小林が証言したのかと私は思った。

X 部屋に充満していたプロパンガスが爆発して四人が重傷、三十二人が飛び散ったガラスの破片などで 一 - 二週間のけがをした。
○ 部屋に充満していたプロパンガスが爆発して、飛び散ったガラスの破片などで四人が重傷、三二人が 一 - 二週間のけがをした。


▼ 文献
本多勝一著『日本語の作文技術』(朝日文庫)1982年1月14日
日本語の作文技術 (朝日文庫)


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