人がおこなう情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)におけるアウトプットの方法として、もっとも重要なのは言語によるアウトプットであることは言うまでもないでしょう。言語のほかにも、絵をかいたり、音楽を演奏したり、体をうごかしたりする(ジェスチャーやバレエや演劇などの)方法もありますが、言語によるアウトプットは、人類が開発したもっとも典型的なアウトプットのやり方だとおもいます。

その言語によるアウトプットには、書くという方法と話すという方法の2種類のやり方があります。

たとえば本多勝一著『日本語の作文技術』(朝日文庫)は書くということに関する技術を徹底的に解説しています。

この本のなかではふれられていませんが、作文技術は、情報処理におけるアウトプットのための技術であることを知っておくことは重要なことでしょう(図1)。このことを理解しているかどうかで訓練の効果に大きな差がでてくるとおもいます。

150201 作文技術
図1 作文技術は、アウトプットの重要な技術である


図1のモデル(模式図)において、インプットとは見たり聞いたり感じたりして、自分の内面に外部から情報をとりいれることです。プロセシングとは、とりいれた情報を記憶したり編集したり加工したりあるいはそれらにもとづいてイメージをえがいたり かんがえたりすることです。そしてその結果を、日本語をつかって書いて外部にアウトプットしていきます。アウトプットまでおこなうと情報処理は完結します。


▼ 参考文献
本多勝一著『日本語の作文技術』(朝日文庫)1982年1月14日


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