海外旅行ガイドブックの先頭をいく『地球の歩き方』が続々と電子書籍になっています。

たとえば、『地球の歩き方 中国』は、全728ページ、中国全土をカバーし、また旅の準備と技術を解説したすぐれたガイドブックです。わたしは、十数年前、この大部でおもい紙の書籍をもって中国を旅行しました。

しかし、これからは、タブレットあるいはスマートフォンにダウンロードしてもちあるけばよくなりました。旅行者は、荷物をかるくして身軽になることが重要であることは言うまでもありません。

これまでは、ガイドブックをもちあるくにしても、重量の関係でせいぜい2冊が限度でしたが、これからは、何冊でももっていって、ガイドブックや資料を参照しながら現地をあるくことができます。
 

『地球の歩き方』電子書籍版は、地図などのこまかい表示があるため、タブレットを推奨していますが、ディスプレイの大きなスマートフォンでしたら問題なく見ることができます。わたしがつかっている iPhone 6 Plus の 5.5 インチディスプレイでしたら十分みることができます。


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iPhone 6 Plus に表示させた例


上記の『地球の歩き方』中国版には、華北・華中・華南・東北などのなどの分冊も発売されていますが、電子書籍の場合は、分冊にしても重量が減るメリットはありませんので、中国全土版をダウンロードして、それを最後まで一気に読んでしまい、まずは、中国の全体像をつかんだ方がよいでしょう。

そのうえで、実際に旅行するルートを選択します。旅行とは、大局を見て、局所に切りこんでいく行為です。これは、行動一般にも通じる基本的なやり方だとおもいます。

『地球の歩き方』は、旅行計画をたてるつもりで読むと効果的ですが、あるいは、実際に旅行はしなくても、このような思考実験(シミュレーション)をしてみることはとてもたのしいです。

なお、Kindle と Kobo ともにパソコン用アプリもありますので、タブレットやスマートフォン以外に、パソコンでも見ることができます。


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