『梅棹忠夫 語る』の第三章「メモ/スケッチと写真を使い分ける」では、つぎのようにかたっています。

フィールド・ワークの補助手段としては、写真よりも絵のほうがずっといい。その場でシューッと線をひいて、欄外にメモが書きこめるから 。

説明するのに図示というのは非常に大事なこと。絵で描いてわかるように示す。 

絵(スケッチ)の意義についてのべています。絵やスケッチは、イメージと言葉をむすびつけた記録法です。言葉で書いているよりも、スケッチの方がはやいことはしばしばあります。

スケッチは、現在では、紙のノートをつかわなくても、iPhone や iPad でできます。いいタッチペン(スタイラスペン)も発売されています。

「最速メモ」(App Store/無料)のような、スケッチができるアプリが何種類もあります。iPad でしたら、“Paper by Fifty Three” というアプリをおすすめします。とても便利で、わたしはいつもつかっています。基本機能だけでしたら無料です。App Store からダウンロードできます。

Paper by Fifty Three >>

つぎに、写真のとり方についてのべています。

写真の秘訣は一歩踏み込め、だ

急ぐときと、おおまかな全体的印象をつかむのは、写真がええ。それに対して細部の構造を見るのはスケッチやないとあかん。

写真とスケッチとをつかいわけることをおしえています。現代でしたら、スマートフォンあるいはタブレットをもちあるいていれば、写真にもスケッチにも自在に対応でき、記録がファイルとして保存され、すぐにつかえる状態になります。便利な時代になりました。