『梅棹忠夫 語る』の第2章「文章は誰が読んでもわかるように書く」では文章の書き方についてかたっています。

とにかく、文章で一番重要なことは、わかるということ。

文章は、読んだ人にわかってもらえる文章を書くことが必要だとのべています。つまり達意の文章を書くことです。それにはまず、自分にわかる、納得がいく文章を書かなければなりません。

また、つぎのようにのべています。

わたしの文章は、文学とか、文章道とかいったこととは関係のない話であって、要するに一種の設計図みたいなものです。図面には、まちがいのないように、きちんと線がひいてある。それは、規則どおりにかいてあるからそうなるんだ、そういうつもりでかいているんです。

どれだけ約束ごと、原則を厳密にまもるか、というようなことです。

この日本語の原則をあきらかにしたのが本多勝一さんです。本多さんの『日本語の作文技術』は作文の原則についてとてもわかりやすく解説していて、この原則をまもるだけで文章は確実によくなります。おすすめします。

▼ 参考記事
わかりやすい日本語を書くために 〜レビュー:本多勝一著『日本語の作文技術』〜
読点を完璧につかいこなす - 前著の応用・実戦編 - 〜レビュー:本多勝一著『実戦・日本語の作文技術』〜
「日本語の作文技術」をつかいこなす - まとめ(リンク集)-


また、つぎのようにものべています。

基本は、文章は美的な語りをやったらあかんということ。

たとえば、うつくしい情景を読み手につたえようとおもったら、文章そのものを美的にかざるのではなく、それを読んだ人がうつくしい情景を想像できるように、わかりやすい文章を書くことが重要だということでしょう。あくまでも、読み手にとってわかりやすい文章を書き、それを読んだ人が、うつくしいイメージを大いにふくらませられること大切です。これは、書き手が自己PRをするいうやり方とはことなります。

情景がスッとうかびあがり、むしろ文章の方は消えてしまう、これが達人の文章だとおもいます。梅棹さんの紀行文は達人の文章です。