わたしたちは小さいころよりさまざまなこと書いており、この書くという行為は、情報処理の観点からはアウトプットにあたります。

これは、大局的にみるとつぎの3つのレベルがあるとかんがえれらます。

 第1のアウトプット:メモをとる
 第2のアウトプット:ブログの記事を書く
 第3のアウトプット:報告・論文などの文章を書く


1.メモをとる
これは、発見をとらえる段階であり、何かに気がついたらするにメモをとる必要があります。そうでないとわすれてしまうことが多いです。特に閃きの場合はそうです。

メモは、現場で手帳に書いたり、最近でしたら、スマートフォンのボイスメモ機能をつかいます。ボイスメモが便利なのは、自動的に文字に変換され記録されるところにあります。
 

2.ブログの記事を書く
つぎに、メモがある程度あつあまったら、そのひとまとまりをブログ(一般のブログやフェイスブックなど)に書きます。これは、「知的生産の技術」でいう「京大型カード」を1枚 書くことに相当します。1記事1項目の原則をまもらなければなりません。必要に応じて写真をはりつけてもよいです。


3.報告・論文などの文章を書く
記事が多数あつまったら、テーマをきめて、それに関連する記事をピックアップし、報告や論文、その他の文章を書きます。これは、いちばん大きな文章のまとまりになります。通常は、ホームページにアップロードしたり、PDFにしたり、あるいは大部であれば電子書籍にします。


上記の3つの段階は、いずれも、自分がおこなう(人間がおこなう)情報処理のアウトプットに位置づけられます。

わたしが学生のころにおそわった内容では、メモは、文章執筆のための取材の一部として位置づけられていただけで、メモもアウトプットであるというかんがえ方はありませんでした。当時はまだ、情報処理という意識はよわかったです。

実際には、わたしたちは、外界を見て(インプット)、自分の意識のなかに情報をとりこみ処理し(プロセシング)、そしてアウトプットをしているのです。アウトプットをするということは、情報の選択など、その人独自の情報の処理をしていることになります。

つまり、取材の段階で(メモをとる段階で)、情報処理はすでにおこっているということです。

このようなことに注意しながら、書くこと、すなわちアウトプットの訓練をするとよいとおもいます。


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