『LOVE地球儀』は、地球儀について知り、また、地球儀を購入する際のカタログとして参考になります。世界の情報がくわしくわかる学習用地球儀からオシャレなインテリア用まで300種類以上の地球儀を紹介しています。

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目次はつぎのとおりです。

地球儀を知ろう
 地球儀の特徴
 地球儀の各部名称
 地球儀の種類
 縮尺について
 地球に関する基礎知識
 地球儀の使い方
 地球儀の歴史

地球儀カタログ

もっと地球がわかる施設!
 日本科学未来館
 土浦市立博物館
 地図と測量の科学館
 国立科学博物館


■ 地球儀をつかえば最短距離が簡単にわかる

地球儀は、面積・方位・距離・形状という4点を正確に表示できます。一方、よくもちいられているメルカトル図法の地図ではこれらが正確に表示できません。

たとえば、地球儀をつかえば、国と国(2地点間)の最短距離を簡単に知ることができます。地図上での最短距離(直線距離)は地球儀上では最短距離にはなりません。

2地点間の最短距離を知るためには紐を一本用意し、紐が一番ピンと張るように地球儀上で2地点をおさええると、そこが最短距離になります。それは、飛行機の最短航路であり大圏航路ともいいます。

たとえば、東京とパリの最短距離はロシアの北と北欧をとおるルートです。わたしたちが通常みている地図(メルカトル図法)ですと、東京とパリをむすぶ直線は中国から中央アジアを横切るルートになり、実際には、これは最短距離よりもかなり長い距離になります。

あるいは、東京とサンパウロの最短距離は、 メルカトル図法の地図上では太平洋を横断するように見えますが、実際には、 アラスカやカナダ、ニューヨークをとおります。

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■ 情報処理の場の次元を高める

このように、2地点間の最短ルートはおもいもよらない国々をとおることがわかり、常識がくつがえされます

地図も地球儀も共に世界をあらわすものですが、決定的なちがいは、地図は二次元(平面)ですが、地球儀は三次元(立体)であることです。つまり、地球儀の方が次元が高いのです。

地図上(二次元)で計算によって大圏航路(最短距離)をもとめるのはむずかしいですが、地球儀上では簡単にわかります。これは、次元を高めることによって、できなかったことが簡単にできるようになる一例です。

たとえば登山でも、山麓から山頂までの最短ルートあるいは登るのが容易なルートは、地図上で見ていると間違うことがありますが、三次元で見ればすぐに見つかります。

何かをかんがえたり情報を処理するときには、一次元(時系列)よりも二次元の場のなかで、二次元よりも三次元の場のなかでおこなった方がうまくいきます。次元を高めることにより、一次元ではできなかった情報の並列処理が可能になります

一次元で、ウンウンとうなってかんがえていても出てこなかった問題の解決策が、二次元、三次元と次元を高めることによって見つかることがあります。三次元の場に身をおくことによって問題解決までの「最短距離」が見つかることがあるかもしれません。情報処理や問題解決も「最短距離」でおこなった方がよいにきまっています。

次元を高めるだけで、努力や苦労をしなくても意外にも簡単に解決策がみつかってしまうことはよくあることです。一次元で努力しているよりも、三次元(立体空間)をうまくつかった方がよいでしょう



▼ 文献
『LOVE 地球儀』スタジオ タック クリエイティブ、2012年1月30日
▼ 関連ブログ
3次元空間をイメージしながら新聞をよむ