発想法 - 情報処理と問題解決 -

情報処理・学習・旅行・取材・立体視・環境保全・防災減災・問題解決などの方法をとりあげます

ロンダ=バーン著『ザ・シークレット』の256ページには「宇宙のひとつの意識」についてのべられています。

ここでいう意識とはいいかえれば心の作用のことであり、宇宙も意識(心)でとらえられたもので、意識の場の中にあるのであって、意識がすべてをつくりだしているのだということを理解することができます。意識のなかにすべてがあり、意識がすべてをつくりだしている。したがって、宇宙は観測されてはじめて存在するということにもうなずけます。この意識とは、可能性をすでにもっており(可能性が潜在しており)、それが、顕在化し実現するのを待っています。

このようにかんがえてくると、世界(宇宙)の平和ということも、実は、心の平和のことであり、その可能性はすでに存在し、それが顕在化するのを待っているので、私たちは心の平和をもとめて生きていけばよいということになります。

ロンダ=バーン著『ザ・シークレット』(注)を読んでいると、世界の平和とは、実は心の平和のことであるということがわかります。

また、同著のなかの「宇宙のひとつの意識」をくりかえし読んでいると、意識はふかまり大きな発展がもたらされます。

結局、意識のなかにすべてがあり、意識があるだけなのですから、見かけの現象や幻にはとらわれず、意識を自覚しコントロールし発展させることにより平和な人生をあゆんでいくことができます。


注:ロンダ=バーン著『ザ・シークレット』角川書店、2007.10.29。 

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第199回SRS特別講習会「瞬考法」に参加しました。思考の始点は問題意識であり、思考の終点は目的意識です。これら両者を「矢印思考」でむすびます。この「矢印思考」ではあかるく明晰に矢印をえがくことが重要です。

映画『聯合艦隊司令長官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-』(監督:成島出、主演:役所広司、2011年公開)をみました。誰よりも戦争に反対しつづけた山本五十六の実像をえがいています。

ハーバード大学にかつて留学し、在アメリカ日本国大使館にも勤務した体験ももつ山本五十六は、世界の情勢を体験的によく知っていました。しかし、陸軍の圧力と大衆の熱狂により日本国は戦争の道をつきすすんでいってしまいました。

山本五十六は、「自分の目で見、耳で聞き、心でおさえる」ことが必要だとわかい人におしえます。

こうして事実を、自らの体験にむすびつけておさえ、さらに、それらを体系的に理解することができれば、正しい判断は自然に生みだされれます。他方、このことがわからずできないのに“ディスカッション”や“ディベート”をしても無意味です。一番大切なのは事実であり、事実を知ることです。そしてそれを世の中にひろめることです。そのために、事実をしてかたらしめる方法であるKJ法がすでにこの世にあるのです。

METライブビューイングで、グノー作曲《ファウスト》 (新演出オペラ)をみました。

指揮:ヤニック=ネゼ=セガン
演出:デス=マッカナフ
出演:ヨナス=カウフマン(ファウスト)、マリーナ=ポプラフスカヤ(マルグリット)、ルネ=パーペ(メフィストフェレス)
MET上演日:2011年12月10日
上映時間:3時間53分(休憩2回/新宿ピカデリー)

オペラの原作はドイツの文豪ゲーテ、一生を高邁な学問に捧げた老哲学者(ファウスト)が、悪魔(メフィストフェレス)の助けをかりて青春を取り戻し、人生遍歴に出るという話です。

今回の新演出では、主人公ファウストは物理学者、幕開けは原爆投下後の世界と設定されています。ナガサキをおとずれたある物理学者が、人類を不幸へとみちびく物理学と決別したという実話にヒントを得たといいます。

物理学者ファウストと、悪魔メフィストフェレスの二人はほとんど同じ服装をしています。青年になったファウストは白のスーツ姿で胸に白いバラの花、一方のメフィストフェレスも白いスーツに赤いバラをかざっているというように。これは、悪魔メフィストフェレスは、物理学者ファウストの内面の化身であることをあらわしているのだといいます。つまり、悪魔は、実は、ファウスト自身の心の中にいるのです。外にいるのではなくて。

これは、人間の真理をついた演出です。悪魔は自分の心の中にいる。すべては自分の心の中のできごとである。すべては自分の心の中からひきおこされる。原爆もこのようにして生じてきたのです。

MET:The Metropolitan Opera

111225 Himalaya

多くの人々にとって、地球は大きくてつかみどころがないように見えます。そこでたとえば、世界最高峰エベレストをもつヒマラヤを中心にして地球をとらえなおしてみましょう。ここは、北極・南極につぐ地球第三の極ともよばれます。

ヒマラヤのふもとにはインドやチベットが、そしてユーラシア大陸がひろがり、そして地球があります。その背後には宇宙がひろがっています。Google Earth をつかえばこのようなバーチャルツアーが手軽にできます。ヒマラヤを、地球のシンボルあるいは「塔」のようにとらえてみてください。

地球を全体的にまずながめたら、つぎには何かを中心にして、そこをポイントにしてもういちど全体を見直すと今まで以上に全体がよく見えてくるものです。ピントがあうといった感じもしてきます。

本書では、適切なリードをしめすことがとても重要であると論じています。要点は次の通りです。

わかりやすく相手につたえるためには、まず冒頭に、リードあるいは「つかみ」をしめすのがよいです。わかりやすいキーワードは「つかみ」につかえます。口頭発表ではパワーポイントをつかうことが最近は多く、その際、各スライドにはキーワードだけをしめし、それらを順次1行ずつ見せていきたいです。そして最後に冒頭の「つかみ」にもどります。

アウトプットをしてみることでインプットの方法が見えてきます。他人に説明することを念頭に色々なことをしらべてみるのがよいです。世界各国で発売されている世界地図をあつめてみると世界が多角的に見えてきます。また新聞(紙面)は「ノイズ」にあふれているのがよく、新聞をくまなく読んでいると知識が自然に増えます。そして、自分が持っているバラバラな知識が一つにまとまってくると、それがつまり「わかる」ということです。

本書は、テレビの現場でつちかったノウハウに基づいてわかりやすく伝える技術を解説しています。最近は、パワーポイントをつかった口頭発表をすることが多いので、そのために具体的に役立つ方法が満載です。特に、言語と図解の両者を相互補完的にもちいると効果があがるという観点は重要であり、パワーポイントで写真をしめす場合にも、同時に言語で要点を記しておくと理解がすすみます。こうしてわかりやすい口頭発表をすれば、それを録音して後で文章化することも円滑にすすみます。

関連書に、池上彰著『「話す」「書く」「聞く」能力が仕事を変える!伝える力』(PHPビジネス新書、2007年)があり、ここでは、仮説を柔軟に修正することが論じられています。

文献:池上彰著『わかりやすく〈伝える〉技術』講談社現代新書(2009年)。

第197回SRS特別講習会「手動法(手動心身改善制御法)」に参加しました。手は、心身(人間)と人生とをつなぐ接点です。その可能性を最大限に活用し、手を能力開発の基地(砦)にします。右手は人生のモデル、左手は心のモデルです。

たとえば、空(そら)をイメージします。快晴の空には雲ひとつなくても、雲が発生する可能性(possibility)はすでに存在しています。その意味で、空は本源的に潜在力(potential)をもっています。そして雲が発生すると、その雲は次第に姿形を変え、消えてはまた現れます。このように、私たちの感覚でとらえられる事象はすべて雲のようなものであり、それは可能性が顕在化したものにすぎず、実体があるようで実体がありません。こうかんがえると、たえず変化(へんげ)する事象にとらわれることには本質的には意味がなく、本来存在する可能性や潜在力を洞察することが重要であることがわかってきます。

このような空と雲のイメージをえがくときには、空を場、雲を要素ととらえ、場の中で要素をえがく訓練をするとよいでしょう。場は大空のように大きくとり、その中で個々の要素をできるだけ鮮明にえがきだします。ここでは、場が先で要素が後ということはなく、要素が先で場が後ということもありません。場は即 要素であり、要素は即 場です。

こうして、空が先で雲が後ということもなく、雲が先で空が後ということもない、大きな心の世界ができあがります。

経理の仕事もするようになって銀行と郵便局とではお金のあつかいかたがちがうことがわかりました。銀行では、新札やそれにちかいお札をくれ、しかもきれいにそろえてくれます。郵便局ではやぶけたお札をくれることがあります。

お金を大切にする人のところにお金やよい仕事があつまるといいます。世の中のためにつかうお札は上向きにそろえて長財布にいれます。お札がでていくときには「世の中のためにはたらいて」ととなえます。外貨ごとにまたフィールドワーク用などとあらたに財布をそろえました。

私たちが暮らしている世界では、万人の平等をもとめる人々と、自由な競争を主張する人々が対立することがよくあります。平等をとれば競争ができなくなり、競争をすれば平等がそこなわれます。

結局、両者のバランスをとり、その先にある創造をもとめることが必要でしょう。それは次元を高めて問題解決をはかるということです。

オーディオビジュアルの年一度の祭典である「ハイエンドショウ東京 2011」にいってきました。

あるプログラムでは、同じ曲を、条件を変えて3回ききました。すると、1回目よりも2回目、2回目よりも3回目の方がよりよい音で聴こえました。ところが主催者によると、最初のものほど圧縮されていないハイファイサウンドであり、最後のものは iPhone などでつかわれている MP3(圧縮フォーマット)であるというのです。これはどういうことでしょうか。常識とはことなります。高価な装置、高解像度の音楽データをつかってもかならずしもよく聴こえないことになるのです。

主催者によると、「人間のメモリー効果で、同じ曲を何回か聴いていると後ほどよく聞こえるようになる」とのことです。したがって、最近はやってきた高解像度の音楽にとりくむときには注意が必要です。比較的安価なシステムでも、好きな曲を繰り返し聴くことによって音楽をたのしむことは十分に可能なのです。

次のプログラムでは、デジタル音源を伝送するデジタルケーブルを変えると音が変わるかどうかという実験をしました。デジタルデータですから伝送されるデータがケーブルによって劣化することはありません。しかし、おどろいたことに、USBケーブルを変えると音が変わってしまうのです。アナログケーブルでしたらよくあることですがこれは不思議です。

主催者によると、「伝送されるデジタルデータそのものがそこなわれることはないですが、時間軸方向での信号の揺らぎ が生じたり(ジッター)、信号のタイミングがずれて生じる周波数の低いノイズが発生したりすると(ビートノイズ)、デジタル信号をアナログに変えるときに悪影響がでてしまう」とのことです。したがって常識とはことなり、デジタルケーブルの選択は高音質化のために重要になってくるわけです。

今日は、常識をくつがえす2つの実験に参加し、いい体験をしました。

 第195回SRS特別講習会「関心法(関心持続運命転換法)」に参加しました。印象にのこったことは以下の通りです。

よりよい意識体験がよりよい行動につながります。意識体験が能力開発の本体です。あやまったことに関心を持つと意識が汚染されます。自分の本来の望み、本望は何かを自覚し、それを達成できるようにします。関心を持続しつよめるためには「関心の紐」をつくり、その紐を縄にしていきます。関心がつよくなると、想像力、連想力、観察力、推理力、理解力、記憶力がはたらき学習効率があがります。

時空環境の場にしっかりと関心の根を張ると運命の骨格ができます。その骨格のなかに大黒柱の役割をするものがあると、それが人生の中軸になります。

その人のすすむ方向は、その人の記憶の量の多い分野です。記憶の質ではなく、あくまでも量であることに気がつくことが重要です。ある人がすすみやすい方向は、内面の関連メモリーが多い方向であるわけです。

「関心の紐」がつくりだす全体を「Web」とよびます。人生の道筋は、関心の「Web」がつくりだしています。「Web」を進化させていこう。

「NHK 100分 de 名著」(2011年9月)で、『ブッダ 真理のことば』(注)が紹介されました。これは、ブッダの言葉を短い詩の形にして423句あつめた『ダンマパダ』から要点をとりあげたものです。その構成は以下の通りです。

第1回:生きることは苦である
第2回:うらみから離れる
第3回:執着を捨てる
第4回:世界は空なり

『ダンマパダ』は、この世の事物には固定した本質はなく、永続的なあらわれは何一つないとことを「空にして無相」と説明しています。同様なことは、『スッタニパータ』でもとかれ、「ここに自分というものがあるという思いを取り除き、この世のものは空であると見よ」(スッタニパータ1119)とし、すべてのものごとに永遠の実体はないという真理をしめしています。

また、「釈迦の仏教」では、この世の出来事はすべて、原因と結果の峻厳な因果関係にもとづいてうごくと説明します。自分がなしたことの結果はかならず自分にかえってきます。人は、自分の行為に対して100%その責任を負わねばなりません。

「釈迦の仏教」は自己鍛錬システムとしての性格がつよく、自分の救済者は自分自身です。「空」を自覚し、自分をただしく制御するれば結果はかならずかえってくるとおしえています。


注:佐々木閑著『ブッダ 真理のことば』(NHK 100分 de 名著)NHK出版、2011.9.1
単行本:

kindle版:

人が情報を処理する際には3つの段階があり、第1はインプット、第2はプロセシング、第3はアウトプットとなります。

人の基本的な能力として「読み、書き、そろばん」が昔からありました。現代的にいえば「そろばん」は「計算」となり、これらを、(1)読み、(2)計算、(3)書き、という順序に入れかえてみると、それぞれ、インプット、プロセシング、アウトプットに相当します。つまり情報処理は、基本的に必要な能力として昔から教育されていたのです。

情報処理(インプット→プロセシング→アウトプット)を読書に対応させると「読む」→「理解する」→「役立てる」という3段階になります。アウトプットの本質は役立てることです。人は、役立てるために情報処理をするのです。


参考資料:新聞広告「SRS速読法とは」。

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